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(回答先: 馬場さんはご自身の作業に集注しないといけない時のように察します 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 11 日 23:19:38)
マルハナバチさん:
> 彼は苦労して数理モデル等のまとめの糸口を探し、盗用等が出る前に英文論文投稿せねばならない状況のようです。
盗用ということはつねに起こり得ます.彼の大天才ニュートンでさえ「盗用問題疑惑」を抱えています.
私はネット上で公開していた私の(グラフ理論)論稿がまだ未完のとき(それはまだ依然として未完な
のですが),K大学の某教授から「盗用される危険」について忠告されたことがあります.しかし,私自
身は盗用に関してはあまり気にしていません.私はかなり一般性のある(適用範囲の広い)米国特許
を一つ持っていましたが(取得までには相当なコストが掛かっているのですが,資金的に延長できず)
簡単に放棄してしまったことがあります.(どなたか知的所有権について触れてましたね...)
> (国際的な知的成果を問う時は適った機関や学会に早く出さないとまずい、阿修羅板はモニターされていますから)
少なくとも私はまず政府貨幣に関する既存論文特にノーベル賞受賞論文を読まなくてはならないの
ですが,論文の閲覧に関して国内で起こっていることを少しご説明する必要があると思います.ある
程度の水準以上の国公私立大学の図書館では主要学会ジャーナルを購読しています.しかし,我々
一般人はそれにアクセスすることはできません.唯一可能な手段は国会図書館で探すという方法で
すが,比較的最近,国内の公共図書館では運営上いくつかの問題のある動きが起きています.
確か京阪奈とかいう関西学園都市建設という話はご存知と思いますが,国会図書館内の蔵書のか
なりの部分がそちら(けいはんなにある国立図書館)に移転されました.(私の知る限りでは)主に自
然科学系の欧文ジャーナルです.地方都市の県立図書館レベルにも似たような動きがあります.た
とえば某県のK市にある県立図書館にあった和文情報処理関係の学会誌はそっくり同県のK'市に
移転されました.K県立図書館ではもはや国内の主要情報処理誌さえ購読していません.けいはん
なの国立図書館に遠隔アクセス(複写要求)する方法はあります.しかし,それには登録が必要です.
(国会図書館蔵の書籍にアクセスするためには登録の必要はありません.これは思想・信条の自由
という憲法上の公権に関わる問題です.)さらに,オンラインアクセスできるデータベースはすべての
蔵書を含んでいないという問題があります.(複数のデータベースがあり,一般公開されているのは
その一部のみ.マイクロフィッシュに記録された古い文献などはほとんどアクセスできない.)
何が起きているかお分かりと思います.民衆を「知識」から可能な限り遠ざけること,これが彼らの
方針です.一言で言えば,メディアコントロールに連なる愚民政策の一環と言えます.国会図書館
員というのは日本のインテリの中でもかなりのエリートであると思われますが,これらの問題に対す
る彼らの鈍感さにも驚くべきものがあります.(日比谷図書館も耐震工事とかの理由で長期全館休
館していました.)この一例を見ても彼らの方針ないし戦略がいかに徹底した,容赦のないものであ
るかは了解されると思います.私はこれらの動きが「日本の国会図書館管理者が自分の頭で考え
たこと」であるとは思っていません.国会図書館はもともと国会議員が国政調査を実施する便宜の
ために設立されたものです.上の動きが辻本議員らのパージなどと同根のものであることを理解す
るのは難しくないと思います.
> あっしらさんへさえもすぐレスできない状況をアルファンドさんにお詫びしていました。
スレッドが走り始めてますので,手離れできればいいのですが.
> 彼に余裕を…合掌。
これは結構皮肉というか私の現在の困難をそのまま表出されたもののように聞こえます.私は実際
もう少しで「余裕」を得られそうな形勢にあります.どうなるのか,(これ以上の説明はできませんが)
それはストレートに「彼ら」の判断にかかっています.逆に「余裕」が得られない場合,私はほとんど
板を巡回することすらできなくなる(ほど忙しくなる)可能性があります.どちらにしても私ハ苦シ.
お盆が近いので,私の(前の)かみさんが娘を連れて私の部屋を尋ねてきました.私は(バブル崩
壊後)持ち家を手放して彼女の実家に入っていたのですが,(正式離婚してから時日も経ったので)
私の父母の遺影を外して私の元に返しに来たのです.私はこのようにして次第に彼女らが私から
遠ざかるのを悲しみます.しかし,私はこのように思い返してそれを見えるところに並べました(私の
趣味ではないというのはご存知ですよね),「彼女は私に今守り手が必要であることを知って,父母
の写真を持ってきたのではないだろうか?」と.
A.B.