追記：『奴ら』はなぜ放置されるか

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追記：『奴ら』はなぜ放置されるか
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/742.html
投稿者アルファンド日時 2003 年 8 月 07 日 04:31:56:clCR9b6gibXHw

(回答先: 恥ずかしい回答をさせてもらおう投稿者アルファンド日時 2003 年 8 月 07 日 04:30:37)

『質問です。下の質問の続きです。誰か答えて下さい。お願いします。』（http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/438.html）へのレスだ。

『奴ら』がこれまで基本的に野放しになってきたのは、もちろん誰も『奴ら』に「責任」とらせようなんてホンキで考えちゃいなかったからだ。
みんな「今の生活」ってヤツを変える気は無かったってコトだな。
大なり小なり、『奴ら』とのつながりによって各々のさもしい繁栄を享受してたワケだし。
まあ俺も別にそれを責めるつもりは無いけど。

今までの日本社会を見れば分かるとおり、「利権構造」は決して金持ちだけのものじゃないんだ。

ほとんどの人が「犯人」を特定できていない、「犯人」がいるとすら考えない、というのはあるだろうね。
「阿修羅」の住人は『奴ら』をかなり具体的で明瞭なカタチでとらえてると思うが、それでもまだ実効的な認識からは程遠い。つーかそんなのは内部に通じたヤツからのタレコミが無い限りほとんどムリだし、そんなのがあってもやっぱり大して意味は無いだろう。俺たちに出来るのは、日常的なレベルにおける『奴ら』の「支配」を少しずつ揺るがせるような「方法論」の研究と、何よりも「自分がどうしたいのか」、「どんな今、どんな未来を望むのか」をハッキリ自覚することだけだと思う。

『奴ら』には明確な「未来像」がある。
もちろん階層や立場によって様々なカタチがあるだろうが、大まかに言って「世界征服」だな。
・・・今じゃ「テレビの見過ぎ・漫画の読み過ぎ」の意味が１８０度変わっちまったな～。「世界征服を企む悪の秘密結社」と言やあ変な黒頭巾被って変な像拝んでる怪しい連中を思い浮かべるヤツだらけ。「背広にネクタイのスマートな陰謀組織」について想像してみようともしない。まさに「見過ぎ」「読み過ぎ」だ。

それはともかく、『奴ら』がかなり具体的に「未来」を想定しているのに対し、俺たちはどうにもあやふやだ。基本的には「現状維持」、あるいは「ちょっとずつでも良くなっていくといいなあ」とぼんやり考えるだけで、積極的にどうにかして行こうという「意志」はほとんど無い。かなり強力な「意志」を持っている企業経営者とかにしても根本的な「現況維持」を目指すだけで、『奴ら』への警戒心はほとんど無いと言って良いだろう。

こんな状態じゃ勝負にすらなっていない。

この世が「無常」である以上、「変化」と「停滞」が争うときは必ず「変化」が勝つことになっているようだ。『奴ら』は究極的には「停滞」（「完成」）を目指しているんだろうが、それまでは「変化」させ続けなければならない。「このささやかな幸せのときがずっと続けば・・・」なんて微笑ましいことを言っててもこの世は「無情」だ。変わって行っちまう。

『奴ら』が好ましくない方向へと変えようとするならば、俺たちはそれをさらに好ましい方向へと「変化」させるしかない。その途次で「ささやかな幸せ」に出会ったら、ありがたく頂戴しよう。だが、いつまでもそれを貪っていちゃいけない。変えていくんだ。なあに、行く手にはもっとステキな「ささやかな幸せ」が待ってるさ。そいつを逃す手は無いぜ。

『奴ら』は「仮想敵」に過ぎない。本当の相手は「自分自身」だ。「自分」をより鮮明に浮かび上がらせるための「背景色」。それが『奴ら』の造る「社会」だ。「自分の色」がハッキリ分かったら、今度はそれに相応しく「背景」を描いていこう。もちろんやり方は人それぞれだ。「自分」なりの試行錯誤を繰り返していけばいい。

たとえ世界の全ての人が「阿修羅」レベルの「知識」を手に入れても、それだけで何かが良くなるとは俺は思わない。
逆に、何の知識も無くても「世界」を自在に変えて行くことは出来ると思っている。

エンセンさんの「憤慨」は、大切なあんたの「カケラ」だ。
いいぜ。
その調子。
「自分」を知って、「自分」を“創れ”。

俺は“ここ”でちゃ～んと応援してるからな。

「言葉」には限界がある。

「人間」を動かすのは、やっぱり「人と人とのふれあい」だ。

「ハダカ」でぶつかって行け！

「魂」を“ふるわせろ”！

疲れたら休め！

寂しいときは甘えとけ！

実にいい問いかけだった。また頼むよ。

そんじゃ～な。

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