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(回答先: 阿修羅テーゼ2003:万国の自由人へ,貨幣発行権をロスチャイルドから奪回せよ! 投稿者 馬場英治 日時 2003 年 8 月 06 日 16:15:50)
>> 経済活動の起動因が「利潤の獲得」なのか「政府支出への対応」なのかという問
>>題にも関わるテーマだと思っています。
>私は一義的にはこのシステムは完全に自由な個人からなる典型的な資本主義社会であ
>ると考えていますが,最終的にはそこに現に住む住民が決定(選択)すべき問題であ
>ると思います.
この問題は、公園を作るべきか集会施設を作るべきかと同じような選択肢ではなく、どちらなのかが自由貨幣導入の可否を決すると考えています。
利潤の獲得が起動因であれば、共同的資本主義は行き詰まりに陥ります。
(獲得した利潤をすべて資本化(再投資)するのなら問題はありませんが、そうであるならば、利潤獲得が動機とは言えなくなります)
利潤の源泉が何であるかを見定めれば、利潤獲得を経済活動の起動因とする経済社会が少ない問題を起こすだけで大局的には安定的に持続するとは言えないことがわかります。
(利潤の真の源泉は外国(外部共同体)からの貨幣的余剰であり、個別経済主体にとっては内的な通貨の“過大”移転も利潤になります。内的な通貨移転を利潤源とする限り、国民経済は歪み低迷することになります)
「政府支出への対応」という言葉を使ったのが曖昧さを生んだとは思いますが、「政府支出への対応」は、自己を含む共同体の目的を実現することを経済活動の起動因とするという意味です。