現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用2 > 168.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re:補足: 栗本思想は竹内的「還元論」の可能性を否認するものですよ 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 6 月 09 日 11:02:24)
1982年情報センター刊栗本著「ホモパンツたちへ」について。当時まだ私は、恋愛と遺伝子論を論じる本に出会っていなかった。私の読書遍歴において、初めてそのことに触れたのが栗本の本であった。以後恋愛の悩みは吹っ飛んでしまい、私にとって恋愛観が変りましたね。
P86恋が最終的には、種の維持のため、つまり生殖のためにプログラムされた・・・・略味も素っ気のない動物的プログラム化された行動だ・・・・略
まあ、当時ニューアカデミズムブームの最中キルケゴールが、ポランニーがどうのこうのと、恋愛論について書かれた本であったが、この部分に興味を持ち続け、勝手に自己解釈の遺伝子恋愛論を展開していった。
女の子を口説く話には、とっても重宝させていただいた。こういった話に反応しない女は、口説く対象にはならなかった。
91年結婚した年に、竹内久美子女史の「そんなばかな」に出会った。女子は、動物行動学が専門だが、ドーキンの利己的な遺伝子1976年原本、J.B.S.ホールデン、WD.ハミルトン、Fクリックの理論を元に女子の動物行動学的解釈を加えた本である。
今迄の自分の解釈した恋愛行動理論が、理論化されていて、読んでいて自分を天才と勘違いさせた、結構画期的な本であった。
自分はともかく90年初版が出て以来版を重ねているので、名著ということになりますね。
私にとって、栗本ー竹内久美子ードーキンは一本の線で結ばれている。
栗本思想は、海外思想の典型的な翻訳解釈紹介によって成り立っていた。
栗本思想なるものは、はたして存在するのだろうか?でも同じニューアカの中沢新一や浅田彰なんかより100倍好きな先生でした。栗本先生リハビリ頑張って下さい。
残念ながら、「栗本思想は竹内的「還元論」の可能性を否認するものですよ」の根拠と意味が理解できない。