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(回答先: 「爆弾仕掛けられて当たり前」と発言。 投稿者 エンセン 日時 2003 年 9 月 10 日 17:38:46)
居直りと投げやりの国会答弁を続ける小泉首相、公金利用の疑義まである愛人騒動の山崎自民党幹事長に続き、東京の石原都知事も相変わらずの妄言を吐いている。
ポリティカルコレクトや放送禁止用語のように特定の言動をするなという気はない。(当たり障りがない言葉でごまかすよりは好ましい)
しかし、羅列したような職にある人間の言動は、それがその職にふさわしいものであるか問われ、度を越していれば、謝罪や辞職が求めるられるべきものである。
問題は、石原都知事も同じ結末になると思うが、小泉首相も山崎幹事長も、その職を辞すべきという大きな動きが起こっていないことである。
石原都知事は、東京の治安悪化を憂い副知事に県警本部長を抜擢し警察官の増員も計画している。さらには、米国政権が主導し日本政府も加わっている「対テロの戦い」を強く支持してもいる。
このような石原都知事が、北朝鮮との交渉の仕方が悪いという認識のもと、「そんなのは当たり前だ。いるかいないか分からないミスターXと交渉しているなどと言って、向こう(北朝鮮)の言いなりになっている(田中氏に問題がある)」とテロリズムを当然視しする発言を行ったのである。
日朝交渉の責任問題から言えば、石原都知事が第一義的に非難しなければならない相手は小泉首相である。
田中氏は、小泉首相及び川口外相を飛び越えて独断で北朝鮮と交渉を行ったわけではない。さらに、小泉内閣は、日朝交渉の経緯を踏まえた上で、田中氏を外務省審議官に昇進させたのである。
田中氏は任免権限や政策決定権限を持つ権力者ではなく、小泉内閣が責任を取らせて辞めさせることができる一介の官僚でしかない。
石原氏がトチ狂った義憤に燃えてご自身で田中氏にテロを仕掛けたのなら、ことさらこういう非難はしない。ただ、司法の判断に従ってもらうだけだ。
法を超えて政治的価値観を基準に物事を判断する石原氏が東京都知事を続けることに危惧を持たない人が多いとしたら、日本はますます奇妙な道に進んでいくことになるだろう。