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(回答先: 相対性理論に関する素朴な疑問とありがちな問答 投稿者 狂的電磁波 日時 2003 年 9 月 05 日 18:34:23)
＞全ての慣性系がＣを規定していると言うことです。
だからそれがおかしいのですよ。「その慣性系の時空間」はＣによって規定されているの
に、Ｃ(というある時空間によって定義される定数)が、「その慣性系での時空間」で定義さ
れるはずはないのです。そういうのを「無理」というのです。
こうした基本的なことを無視できるから、光の進行論理でも無茶なことをやれるのです。
http://www.d1.dion.ne.jp/~kubota_t/hikari.html
光の発射方向には光をベクトル合成させる思考実験はしないで、光源の垂直運動方向には
ベクトル合成させるわけです。なぜなのか説明がないかぎり理論としては失格です。
発射方向に光源を運動させてベクトル合成しても、その他の方向へ光源を運動させて合成
しても、本来光速で進行可能な距離を越えて進行します。発射方向へそれをやった場合、光
速一定の原理に反するからバレるが、斜めとかにやればバレないということでしょうか。と
にかく、発射方向には合成できずにそれ以外の方向へは合成できる理由を説明せねばならな
いはずです。
そうやって斜め方向に、光速一定の原理ではでないはずの距離を進んだことにして、その
慣性系での時間を規定しようとしますが、それは矛盾を論理的に解消したことにはなってい
ません。時間の伸縮という未証明の論理で計算をしているだけです。そうやって導かれた式
が成立するかどうかの証明もないのです。
私は物理における式や計算は物理過程として言語表現できなければナンセンスに陥りやす
いと思います。なぜなら、物理現象には数学と違って現実の制約があるし、その定数にも現
実的な制約があるからです。
例えば、光速で進行したならば秒速299863381メートルで進んだのであって、それで決ま
る以上の距離がでたならば光速ではなかったということだし、さもなければ思考実験として
は矛盾に陥っているので前提に間違いがあることが示されているだけのことです。「Ｃを進
行した距離から切り離して」、基準系とは異なる慣性系の時間ｔをどこかからもってきて、
お互いを勝手に掛け合わせることに現実的な意味はありません。少なくとも、なぜそんなこ
とができるのか説明されなければなりません。実際には、思考実験においてもＣを成立関係
から切り離し物象化して、進行距離と無関係に自由に扱うことはできないのです。
光の運動はベクトル合成などされずに、絶対系だけを進んでいくと考えなければ、多くの
無理矛盾が発生するのです。無証明の決め付け論理によって計算を続けても、学説としては
仮に対応する現実が観測されても根拠なしの砂上の楼閣です。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。