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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030809i101.htm
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の医薬品第一部会は8日、C型肝炎の新しい治療薬「ペグインターフェロン」(商品名ペガシス)の輸入を承認した。ペグインターフェロンは従来のインターフェロンが効きにくい難治性の患者に効果があり、すでに欧米で通常の治療に使われている。年内には保険適用の見込み。国内で約150万人に上ると推定される感染者にとって、治療の選択肢が広がる朗報だ。
国内のC型肝炎患者の4分の3は、インターフェロンが効きにくい型のウイルスに感染している。臨床試験では、従来のインターフェロンでウイルスを完全に駆除できた難治性患者は約5%だった。一方、インターフェロンを加工して薬効の持続時間を大幅に延ばしたペグインターフェロンでは、約15%がウイルス駆除に成功した。
ペグインターフェロンは、従来のインターフェロンと同様、抗ウイルス薬の「リバビリン」と併用すると効果が高まることが分かっているが、国内では併用療法の臨床試験が終了しておらず、今回は単独使用に限定して承認した。
ペグインターフェロンは、副作用で白血球の減少やうつなどの精神症状が出ることがあり、投与には慎重な経過観察などの注意が必要だ。
(2003/8/9/03:21 読売新聞 無断転載禁止)