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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030722ic03.htm
「知恵の輪」で遊ぶと大脳の働きが活発化することを斉藤光太郎・慶応大21世紀COE人文科学研究拠点研究員らが突き止めた。特に血のめぐりがよくなるのは、脳の「前頭前野」という部分で、うつ病患者や高齢者では活動が低下しているところ。知恵の輪がうつ病や痴ほう症などの治療に役立つかもしれない。
斉藤研究員らは、平均24歳の男女10人に比較的難しい知恵の輪を解いてもらい、その間、特殊な装置を用いて、脳の血流量を測定した。血流量が増えている部分は、活動が活発になっている印となる。
その結果、挑戦中は全員、おでこの裏側にある前頭前野の血流量が増えていることがわかった。輪のはずし方を習得した後の再試行中に測定しても、やはり血流の増加が確認されたとしている。
前頭前野は、注意力や認知力などにかかわる部分で、「脳の中の司令塔」と呼ばれる。斉藤研究員は「知恵の輪なら、ほとんどの人が熱中して取り組むので、治療にも生かしやすいのではないか」と話している。
(2003/7/22/03:33 読売新聞 無断転載禁止)