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(回答先: <献血歴>HIV陽性など日赤に報告命令 厚労省 投稿者 ES 日時 2003 年 6 月 18 日 19:48:35)
感染判明者の血液製剤、日赤が回収拒否
厚生労働省が日本赤十字社に対し、献血時の検査でエイズウイルスや肝炎ウイルスなどの感染が判明した人について、過去の献血歴を調査し、未使用の輸血用血液製剤があれば回収するよう指示したところ、日赤側は問題はないとして、回収を拒否していることが分かった。
現在の検査技術では、感染直後の「ウインドー期間」にウイルスを検出することは不可能で、同省の指示は、検査をすり抜けた汚染製剤でB型肝炎に感染したとみられる事故があったことを受けた措置。日赤側の反応について、同省は「輸血の安全性向上に逆行する」と不快感を示しており、指示の順守を求めていく方針だ。
同省によると、日赤から今月10日、輸血が原因とみられるB型肝炎の感染事故が報告された。患者は一昨年4月、献血から作られた輸血用製剤を献血の2日後に使用したという。このときの血液はウイルス検査で陰性だったが、同じ献血者が同年6月に再び献血した際、今度はB型肝炎ウイルスが検出された。6月の血液は廃棄されたが、日赤は4月に献血した血液の使用状況を調べていなかった。
この事故の報告を受けて、同省は今月12日、肝炎やエイズなどの感染が判明した人の献血歴を調べ、未使用分の輸血用製剤を回収するように指示。すでに使用された場合は、患者に対し、感染の可能性について十分説明するように求めた。
調査の対象は、輸血用製剤の有効期限が最大1年であるため、最近1年間に感染が判明した人となる。
しかし、日赤は指示を受けたその日に、同省に意見書を提出。「世界最高水準の検査を実施しており、指示は非科学的。血液の安定供給にも支障が出る」として、指示の撤回を求めた。意見書を出した理由について、日赤血液事業部は「指示の根拠となった事故が、本当に輸血が原因か分からない。調査・回収するにしても、対象が多すぎる」と話している。
一方、同省血液対策課は「輸血の安全性を考えれば、リスクは可能な限り排除すべきだ」と日赤の姿勢を強く批判している。(読売新聞)
[6月14日10時7分更新]