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(回答先: Re: 追加 倒産件数 投稿者 M 日時 2003 年 9 月 02 日 16:45:06)
高速タダ、７０歳に４００万…亀井“仰天公約”
夕刊フジが独占入手、１年後にＧＤＰ３％なども
仰天公約であす正式に出馬表明する亀井氏。小泉有利のなか、大逆転なるか
８日の告示まで１週間を切った自民党総裁選（２０日投開票）。高支持率を背景に再選を目指す小泉純一郎首相（６１）に対し、反小泉の抵抗勢力の陣容も固まってきた。橋本派は２日午後の臨時総会で藤井孝男元運輸相（６０）擁立の方向だが、「参院のドン」青木幹雄参院幹事長（６９）は再選支持を崩さず分裂選挙に突入して、最大派閥の解体危機も。３日には反小泉の急先鋒（せんぽう）の亀井静香前政調会長（６６）が正式に出馬表明するが、夕刊フジでは「高速道路の夜９時以降無料」「７０歳以上に年４００万円支給」など仰天公約を独自入手した。
【ＧＤＰプラス３％】
混乱が続く橋本派情勢は後述するとして、別表のように、選挙公約というべき亀井氏のマニフェスト（＝政策綱領）は衝撃的である。
デフレ不況のなか、注目の経済政策では、「１年後にＧＤＰをプラス３％程度の安定成長軌道に乗せる」と主張する。
持論である大規模な公共事業の追加に加え、バイオなど先端科学技術の振興や生活環境の整備、防災などに思い切った財政出動を断行する。
１４００兆円という民間資金を引き出し、内需拡大による持続的な経済成長を実現するプラン。「日本経済を破滅から救い、自力反転の軌道に乗せる」と豪語する。
【高速道路の夜間無料化】
行革のスピードも超特急並み。「３年以内に特殊法人を原則廃止する」と公約する。
「役人の天下りのために作られた特殊法人はつぶすべき」との持論がベースだが、「国家、国民に必要な機能を持つものは、廃止の弊害を除去する措置を取る」と混乱回避策も取る。
日本道路公団の今後も注目されるが、亀井氏は「将来、高速道路は全面無料化する。当面、夜間９時以降は無料とする」と主張する。
【ミサイル防衛は全国配備】
安全保障でも独自性を発揮する。
日本全土が照準の北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」（射程約１３００キロ）などを念頭に、小泉内閣はミサイル防衛（ＭＤ）システム配備を「まず首都圏が対象」と来年度予算の概算要求で１４２３億円を計上したが、亀井氏は異議を唱える。
迎撃ミサイルシステムで、イージス艦搭載型のＳＭ−３と、地上配備のＰＡＣ（パトリオット）３が一部導入される。
「首相は経済政策で東京近郊を優遇してきたが、国民の生命を守る安全保障でも『地方切り捨て』だ。私は初めから全国配備の態勢を整える」
【７０歳以上に４００万円支給】
このほか、「警察署間に競争原理を導入」「公立学校を６・３・３制から６・６制に移行」「郵便局に地域の行政機能を補完させる」なども興味深い。
社会保障政策でも特徴がある。各種年金の統合で医療・介護保険制度を見直すのに加え、政府トータルの支出として「７０歳以上に年間４００万円を支給する」という。
「国民が心から『日本に生まれてよかった』と思う国にする。小泉政治で日本経済は惨澹（さんたん）たる状況で、企業倒産は過去最悪ペースで自殺者は３万人以上。治安の悪化や青少年の心の崩壊も深刻だ。日本を再び躍動するような国に再生させる」
【小泉支持６６％】
読売新聞と毎日新聞が２日付朝刊で報じた世論調査では、「小泉首相が自民党総裁に再選される方がいい」と答えたのは６６％と５５％にのぼり、現在、対立候補として名前の上がっている亀井氏や藤井氏、高村氏らは５％前後だった。
首相は１日夜、総裁選に関して、「乱立って何？ 意欲のある人はどんどん出馬した方がいい」と余裕を見せた。
自民党総裁選に出馬する方向となった橋本派の藤井孝男元運輸相
【野中、青木ニラミ合い】
さて、総裁選のカギを握る橋本派は１日も、「抵抗勢力のドン」野中広務元幹事長（７７）と、小泉支持に傾く「参院のドン」青木氏がニラミ合いを続けた。
午後２時半に始まった派閥幹部会。難航が予想された藤井氏と笹川尭（たかし）元科学技術担当相（６７）、熊代昭彦政調副会長（６３）の候補者一本化は、笹川氏が藤井氏に譲る意向を表明したため、藤井氏擁立が固まる方向となった。
ところが、青木氏が「私は結論が出ても従わず、別行動を取ることもあり得る」と発言し、派閥の独自候補擁立に異を唱えたのだ。
【橋本派分裂選挙へ】
野中氏と派閥会長の橋本龍太郎元首相（６６）が「派から候補を立てるべきだ」と激しく応酬。
そこで、調整役の村岡兼造元官房長官（７２）が「橋本派は２回分裂している。またつぶしたいのか」と双方をいさめ、とりあえず結論を２日に持ち越した。
橋本派は２日も都内のホテルで幹部会や幹事会を開き、この後の臨時総会で最終対応を決める予定だが、青木氏は１日夜、若手参院議員と懇談して「一致して行動しよう」と結束するなど、同派は事実上の分裂選挙に突入する見込みだ。
【後戻りできない亀裂】
前身の田中派以来、「一致団結、箱弁当」を合言葉に鉄の結束を誇ってきた橋本派。衆参１００人前後の派閥が固まって行動することで、一時期を除いて「勝ち組」に居続けてきた。
青木氏率いる参院橋本派（４２人）が別行動を取れば、橋本派の衆院議員（５８人）が一致結束しても、藤井氏は決選投票に残れる２位以内に入るのは困難になる。橋本派の衆院議員は言う。
「青木氏は『政策転換と人事刷新（＝山崎拓幹事長と竹中平蔵経済財政・金融担当相の更迭）』を小泉支持の条件にしていたが、その確約もないままルビコンを渡った。結局、政策や人事など関係なく『勝ち馬』に乗りたいだけでは…」
橋本派の亀裂は解体危機もはらみ、後戻りできないところまできた。
【亀井静香氏マニフェストの主な内容】
（１）１年後に経済成長率３％の安定軌道に乗せる
（２）３年以内に特殊法人を原則廃止
（３）高速道路は将来無料化。まず夜間９時以降の無料化（４）治安維持の警察官増員と、警察署間に競争原理導入（５）公立学校を６・３・３制から、６・６制に移行（６）ミサイル防衛を「首都圏」から「全国」に拡大（７）郵便局に地域の行政機能を補完させる（８）７０歳以上に年間４００万円を支給（９）新憲法を早急につくる
ZAKZAK 2003/09/02
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_09/1t2003090216.html
公式HP
http://www.kamei-shizuka.net/policy/index.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。