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(回答先: ▼投資戦略/世界的な金融相場の終わりは近い? [Yen Dokki!!] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 03 日 16:17:44)
3日は平均株価が一時、9900円台目前まで伸ばし、その後急落したものの、1万円の大台復活も視野に入る東京株式市場。日本経済の実態はプラス材料に乏しく、何にも変わっていないのに、まるでミニバブル。「そろそろオレも株を」とお思いの人も多いようだが、今度こそ「買い」なのか?
確かに数字をみると、バブルの再来といっても過言ではない。
この日の東証一部の出来高は20億株を超え、売買代金は3日連続で1兆円を突破した。
6月以降の上げ基調は、世界的なカネ余りを背景にした外国人投資家の強烈な買いが主導したもので、インターネットを通じた個人投資家も「機を見るに敏」だった。
これにあわてたのが、安全策で債券ばかり買っていた国内機関投資家。いまになって「持たざるリスク」を恐れ、買いあさっている構図だ。
NECや日立製作所、日産自動車など日本を代表する銘柄が高値を更新している。
一時は歴史的な株安に見舞われたりそなホールディングスやUFJホールディングス、みずほフィナンシャルグループなど銀行株や、不況業種の不動産でも大京など、不安視された銘柄まで上昇基調にあるのだ。
昨年9月、竹中平蔵氏が金融担当相を兼務する前の水準まで戻り、竹中氏の劇薬ショックから立ち直った形となった。
「つぶれない銀行はないと失言して株価を下げ、実際は公的資金を注入して銀行を救済、安心感を出して株価を上げるというマッチポンプ」(大手行幹部)との声も。
株価が浮上した今こそ景気対策を打つべきなのに、『丸投げの殿』小泉純一郎首相は「上がったときには誰もほめてくれないね」とご満悦で何もやる気はなさそうだ。
平成13年春、首相に就任した当時は1万3000円台だったのだが…。
不安材料も少なくない。デフレ不況は続き、「夏以降、消費が腰折れする懸念もある」(エコノミスト)ほか、厚生年金基金の代行返上に伴う売りが再び活発化するとの指摘もある。
12年春にはITバブルで平均株価が2万円まで上昇したが、その後、「実体なき株価」ははがれ落ちた。今回も、焦って飛びついた国内機関投資家が損を抱えることにもなりかねない。