現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産27 > 889.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 世界経済は低迷局面、デフレやドル安が脅威=BIS [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 30 日 22:17:54)
6月30日(ブルームバーグ):国際決済銀行(BIS)は30日、スイスのバーゼルで年次報告書を発表し、世界貿易の回復を示す兆候が少ないなか、世界経済が年内に「緩やかに回復」するとの見通しを示した。
BISは年次報告書で、「2003年に入りこれまで、大半の地域において、経済成長は弱いままとなっている」とし、「日欧、特にドイツでは、内需は依然として弱い」と指摘した。BISは28日からこの日まで、年次総会を開催し、グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長やドイセンベルク欧州中央銀行(ECB)総裁、福井俊彦・日銀総裁ら、世界の中銀当局者が集まった。
第1四半期(1−3月)の米国経済成長率は、年率1.4%と前月に実施された調査での予想中央値を下回った。また、ユーロ圏12カ国の同期成長率はゼロだった。一方日本では、最近発表された鉱工業生産指数などの経済指標によると、同国経済はリセッション(景気後退)入りを免れる可能性が示されている。
BISは同年次総会の総意として、ことしの各地域の経済成長率見通しを発表。ユーロ圏は1%とし、米国を2.3%、日本を0.8%、英国を2%とした。ただ、BISは成長見通しへのリスクとして、「米国において、耐久消費財部門が以前に比べ弱まるという局面がすでに始まったようだ」と指摘した。
また、BIS総裁のウェリンク・オランダ中銀総裁は声明で、ECBには「必要な状況となった場合、利下げ実施に向けて、余地もあれば、インフレ抑制という好環境でもある」との見方を示した。また同総裁は、米国について、「金融政策はゼロに近づいており、その効果が以前に比べ確かで無くなる可能性がある」と指摘した。
バーゼル(スイス) Sonja Dieckhoefer ロンドン 吉崎美帆 Miho Yoshizaki
Last Updated: June 30, 2003 08:17 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=ao.HyMTqorNE&refer=top_kaigai