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(回答先: アメリカ経済は大悪材料を隠蔽しているようだ 福井FRB日本支店長の4兆円のPKOも空しい 株式日記と経済展望 投稿者 M 日時 2003 年 6 月 25 日 17:14:34)
アメリカ在住の岩住達郎氏は次のように指摘している。
(前略) 日本では国民の莫大な貯金がある為に銀行が融資する際の原資は貯金ですが、アメリカは殆ど貯金が無いので、小銀行が融資する際は大銀行から融資を受け、大銀行(JP MorganとかCitibank)は直接FRBから融資を受けます。それで小銀行が不良債権を出せば日本と同じように処理しなければなりませんが、大銀行が莫大な不良債権を出したときにどうするか、これが問題です。勿論、3兆ドルの不良債権は全て大銀行からでておりますが、彼らは小銀行が持てない色々な特権を持っている為、FRBとグルでいくらでもインチキが出来る事になります。例えば、損失がそれ程大きくなければ、FRBが内緒で利子の変更を事前にこっそり教えて大儲けさせてやる事が出来ます(つまり他の何も知らない投資家が損をする事になります)。そんなやり方では処理できないような莫大な損失は海外口座に損失を隠し、FRBに頼んで融資を受けなかった事にして貰えばよい。これはグリーンスパン氏がコンピューターに入っていた数字を消すだけで済むのです。これでグリーンスパン氏が高齢にも関わらず再び次の任期を引き受けた理由がお解りでしょう。この秘密は彼の死と共に永久に葬り去る必要があるのです。
不幸にも日本ではFRBのやり方を真似る事は出来ません。融資の原資は国民の貯金だからです。日本の不良債権を償却する為に私の考え得る最も巧妙な手段は、前にも提案しましたが、個人住宅買い替えの際に含み損を日銀が引き受け同時に融資をした銀行が同額を受け取って不良債権償却にのみに使用する、という方法です。これで50兆円は容易に償却できる筈で、その上受益者が消費を増大しますから景気向上に役立ち、受益者以外の人達も恩恵を受けます。(後略)
アメリカ政府の途方もないインチキ 岩住達郎
アメリカ政府とFRBは日本の先例を見ながら金融政策をとっていくだろう。アメリカ国内の不良債権問題はペーパーマネーでたぶん片付けるだろう。アメリカはもはや秘密警察国家になっているから、国の政策に異論を挟む学者やマスコミにはアシュクロフトの司法省の手がまわる。野党の民主党ですら震え上がって反戦運動すら出来なくなってしまった。
問題は慢性化した巨額な貿易赤字だ。これは石油と武力で貿易黒字国から借金棒引きしてもらうしかないだろう。日銀の献身的なドルの買い支えはアメリカの武力の脅しによるものだ。しかしアメリカの産業はどんなにドル安にしたところで復活は難しいだろう。国内の油田は涸れ始めている。近いうちに石油輸入は7割になる。ドルで買えるうちはいいが、産油国がユーロで支払えと言ってきたらアメリカ経済はおしまいだ。