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衰弱する政策力とごまかし
強権的年金カット
http://www.weeklypost.com/jp/030704jp/edit/edit_1.html
財務省が、来年4月から年金受給額を2%引き下げる方針を固めた。本誌は昨年末にスタートした年金特集の中で再三にわたり、財務省が「03年度は0・9%、04年度は2%」と、2段階の年金カットを画策していると警告してきた。その悪い予測が的中してしまった。
このカットは、「物価スライド制」を実施するものだとされ、財務省は昨年来、過去3年間の物価下落に相当する3%カットを主張してきた。今年はじめに、とりあえず4月から0・9%カットすることが決まった直後から、省内では、“残り2%”を実施する悪巧みが練られた。
物価が下がったから年金も減らすのが当然――というのは、いかにも“一見それっぽい”理屈で国民を黙らせようという役人らしい論理だ。が、実際にはこの4月から年金保険料の負担が増えた一方、国民に約束した年金財源の国庫負担増を先送りする論議が堂々と始まるなど、国民に損害を強いる“年金改悪”が相次いでいる。そうした点には頬被りを決め込んで、「物価スライドは年金法で決められたルールだ」という財務省の言い分は都合が良すぎる。