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(回答先: 須田慎一郎氏:りそな公的資金投入、平蔵なぜ急ぐ… 将来、だれが責任とるのか [株ZAKZAK] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 06 日 16:34:26)
退職ファンドに皆群がる。今ならン百万、千万。残る奴はパー。
東急百貨店、大リストラは“地獄”か
全社員の3割強にものぼる退職劇
「『残るも地獄、辞めるも地獄』といいますが辞めていく人の方が元気です」
早期退職優遇制度に希望者が殺到して注目を集めた東急百貨店の現役社員から、厳しい現実を赤裸々につづったメールが、夕刊フジに寄せられた。百貨店業界では、再生を目指し西武百貨店とそごうが統合した「ミレニアムリテイリンググループ」が誕生するなどサバイバルに向けた動きが急加速する。今、現場で何が起きているのか。
リストラを進める東急百貨店は5月1日から30歳以上60歳未満の正社員を対象に、500人の枠で希望退職を募集。これに全社員の3割強にのぼる752人もの希望者が殺到した。
同社は今月10日に応募社員全員を退職させる方針で、これで人件費22億円が削減できるという。
早期退職者のニュースが発表されたのは5月21日だが、現実にはかなり早い段階で募集枠をオーバーしたようだ。
夕刊フジにメールを寄せた40代の現役社員は、切迫した当時の様子をこう明かす。
〈回りの人間がどんどん辞めて行くのを目の当たりにして我も我もと押しかけたのです〉
その結果、どうなったか。
〈急激な増加に伴い東横店では5月1日午前中、本店でも1日いっぱいで打ち切り、当初、5月20日まで受け付けるといった手前、発表だけを先延ばしにしてきた〉
〈4月末まで休暇を取っていた者は「明日までに返事をしなければ辞めさせない」と言われたそうです。「なぜ…そんな急に決断できない」と泣いていました〉
一方、同社広報部では、こう説明する。
「確かにフタを開けて、すぐに希望者が集まったということはあったが、1日に打ち切ったというのは事実に反する」
「退職を前に心変わりする人への面接など個人の事情にできる限り沿う形で20日まで受け付けていた」
東急百貨店は平成11年1月に当時、主力だった日本橋店(旧白木屋)を売却する大リストラに着手。百貨店業界を震撼(しんかん)させた。
希望退職募集も、これまでに数回にわたって実施してきたが、今回のように全社員の3割強にものぼる退職劇では、残る者、去る者の迷いも相当あったようだ。
現役社員はこう続ける。
〈あまりにたくさん辞めたので残ると決めた人が「仕事が倍になる」と戦々恐々としています。辞める人の方が未来に希望を持っています。退職金で行ったことのない海外へ行く人、ローンを返すので年収が減ってもOKという人…〉
そして、今後への不安を隠さない。
〈残るも地獄、辞めるも地獄と言われますが、明らかに辞めていく人の方が元気です。人間産業であり、人材以外に財産のない会社が、管理部門の人間の机上の計算だけで全てを決めていく当社の姿勢に未来が見えません〉
東急百貨店では削減した正社員の穴は、雇用形態を変えたサポート職や契約社員などで補い、売り場などで支障をきたさないよう十分準備している。
「最近では当社だけでなく、業界全体でオペレーションの見直しによる効率化が進んでいる」(同社広報部)という。
今年3月、久々の大型出店として話題を集めた大丸札幌店は、効率的な店員配置で人件費を抑えたといわれる。東急百貨店の再生はスムーズに行くか。