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(回答先: 岩住達郎氏 他サイト投稿 投稿者 コレクター 日時 2003 年 7 月 12 日 16:35:56)
問題の本質は、日本の投資家は、長期デフレ不況予想のために過剰に弱気になっていることにある。
だから外国人投資家が日本株を買わない限り、相場も低迷を続けていたわけだ。
同様に、下のケースでも、日本企業の時価は情報隠蔽によって明らかにはなっていない
ため、時価10億などと簡単には評価できない。買ったら債務超過であるリスクや
買い手がつかないリスクも存在する。
そうしたリスクを負うだけの識見と力量がある投資主体は、残念ながら国内には
十分、存在しないということであって、単純に外資を批判するのは見当違いであろう。
逆に言えば、回転資金の融資すら受けられない倒産予備軍企業の債券100億を
7億で買い取って、最終的に当該会社を更正させる外資が出現するならば、
世界経済だけでなく日本経済にとってプラスにはなっても大きなマイナスにはならないだろう。
将来的には、リスクテイクする実力と識見を持った金融主体の登場に期待するしかないが
そのためには、金融規制撤廃、情報公開義務付け、ガバナンス強化などを通して
より自由で公正な企業風土を構築していく必要があり、金融庁の改革、守旧派の
一掃が望まれる。
http://www.tv-asahi.co.jp/n-station/research/030629/frmain.html
>どうして日本の不良債権処理がそんなに儲かるのかと言いますと、例えば100億の不良債権があり物件の時価は10億であるとします。この債権を銀行から7億で買い取り、負債者の所に行ってお前の物件を10億で売ってやるがどうか、と持ちかける訳です。負債者に取ってこれは90億の債務免除に相当しますから、喜んで話に乗る事になります。この一連の交渉と手続きは大体一年半で決着しますから、この短期間に処理会社は3億(43%)儲かった事になるのです。アメリカの不良債権処理は4−5年かかるのが普通でしかも訴訟に莫大な費用がかかりそれ程儲かりません。