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(回答先: 『帝国以後−アメリカ・システムの崩壊−』気になる。「集団的自衛権で内閣法制局解釈を批判 米国務副長官(asahi.com)」から 投稿者 なるほど 日時 2003 年 9 月 10 日 20:30:57)
あっしらさん、なるほどさん、エマニュエル・トッドの『帝国以後−アメリカ・システムの崩壊−』をご紹介頂き、有難うございます。
彼の著作は、独特の分析により、読むと心が明るくなる視点を持っていますね。
ただ、あっしらさんも言及しておられるように、彼の日本に対する評価は、一寸、買被りの面を感じます。トッドの指針が実行力を持つためには、先ず日本人が、彼の評価している基準までレベルアップする必要を感じます。
とはいえ、大変、示唆に富む分析であり、今後ともトッドの方法論(まだ勉強を始めたばかりですが)を参考に、日本を含む国際情勢をシミュレーションしてみたいと思います。
侵略戦争への日本の加担に対する当方のスタンスは、以下を参照:
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自衛隊は今、水の補給等を念頭に派兵を計画しているようですが、補給は兵站を担う重要な軍事行為といえます。また、デメロ代表の暗殺以降、国連軍=「米軍をカムフラージュする米国の傭兵集団」という性格に移行する可能性があり、国連の美名の下にイラクを侵略する結果も予想されます。
自衛隊は、その性質上、他国間の紛争解決の手段としての海外派兵にはそぐわないので、どうしてもブッシュ政権の要望に応えたいと思われる方々は、民間企業を立ち上げて、米国からアウトソーシング形式で、派兵業務を受注すればよいのではないでしょうか?
1931年〜1945年の15年戦争のように、国際金融マフィアと結託した一部の階層にしか利益をもたらさず、一般国民は甚大な被害を被るような、国営の戦争は、迷惑の一語に尽きます。
15年戦争の清算を明確にしない政府の怠慢と、周辺国民の過敏な反応によって、戦後58年経っても、過去の戦争の影響を様々な局面で受けていることは、特に、戦後生まれの我々にとっては納得がゆきません。
折角良好だったアラブとの関係を台無しにするような、今回のイラクへの派兵を認めれば、我々戦後生まれも、15年戦争に突入した世代を、批判できなくなります。
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但し当方は、自衛のための軍事力については、陸海空連携(多目的衛星、電磁技術、反重力技術、ネットワーク技術等)と諜報活動を高度化し、行く行くは、それが国際的な抑止力にまで高められることを望んでいます。そして、日本が独立国になる方向を目指したいと考えます。