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(回答先: 日本の検察はアメリカのスパイ。 投稿者 書記長 日時 2003 年 8 月 01 日 19:44:18)
「戦後の日本の検察の活動では、憲法を含めた法律は平気で無視されるし、適正な手続きに基づいた捜査という大切な原則も平気で無視されるということです」とされておられます。この命題は、「法律」や「適正な手続き」の内実によるとしか申し上げられません(私は、「法律」や「適正な手続き」について、無用な長期勾留など、冤罪を生む不当な捜査との関係で注目しておりますが、書記長氏の文脈では別の意味のようです)。
「何かの政治勢力の道具になっている」とするより、検察自身が独立性の強い政治勢力と感じております。「第四権力としてのマスコミと結託した検察権力」は賛同いたします。(私は「メンツにこだわるヤクザ組織に例えた方が適切」と表現しました。)
「ある事件に対する国民の批判心理や事件そのものの真実性を決定づける」は、検察の体質より、強制捜査と同タイミングで実名報道を始めるマスコミの習性の問題の方が大きいと感じております(あらかじめ断っておきますが、「マスコミの習性」には当然に例外もあります)。「逮捕・拘留して(中略)起訴して裁判を維持するつもりも材料も最初からない」は、何か例がありますか?(私見では、このような方法は検察の「習性」に反するとしています。)
ロッキード事件については、別の感想を持っております。「政治的」と申し上げると誤解を招きますから限定いたしますが、「検察外の権力」が捜査にブレーキをかけたと認識しています。検察も、日本の権力機構です。田中角栄への捜査、そして、それにブレーキをかけた「三木おろし」のいずれも、政治判断に基づいていることは明らかです。書記長氏との違いは、私見ではこの政治判断が主として検察独自のものとしていますが、書記長氏は「アメリカの指示」を疑っておられるのでしょう。どのような「指示」のチャネルを想定しておられますか?