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(回答先: 大多数の人たちの学力を低下させることが目的の文部省のいわゆる「ゆとり教育」。教育水準総崩れに向かう日本。 投稿者 服部 日時 2003 年 8 月 01 日 13:49:56)
1.今の教育制度の変化は、まさに、平等性の排除に向かっている。僕は現役の高校教員だが、僕の前任校(埼玉県三郷市の工業高校)でのいろいろな出来事は、定期試験の問題が横流しされ、何割にも上る生徒が金で問題を買い、成績を上げていくというものだった。その原因は、何年にもわたり、推薦入試に落ちた生徒に、一般入試受験を薦め、薦めたからには入試の点数に関係なく合格させると不正があった。つまり、誰がどんな基準で合格か、一般の教員には、一切知らされないのだ。この判定会議のテープ( http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/4361/ )をとり、裁判までやったが、県教育委員会は、何の調査もしない。裁判所も、「入試不正があったようだが、」と言う言葉で終わってしまい、事実認定を避ける。判定会議のテープと言うはっきりした証拠があるのに、それをここまで、行政や司法が無視するのは、かなり、行政全体としての意思がバックにあると思わざるを得ない。
しかし、そういう状況は、金で学歴を買うことができると言うもので、若い人にとっては、自分で勉強するという心情をなくさせ、なんでも金で解決すればよいし、正統な努力よりは、権力におもねることの方が重要だという考えを根付かせるものだ。この状況が高校入学から大学卒業、そして、公的部門で行われるさまざまな試験、資格へ広がりつつあるわけだ。
サンデー毎日の5月に発行されたものに、明治大学の経済系の学生の数割が、中学1年ほどの分数計算ができないとの記事があった。まさにこの状況は、僕が告発してきた学校不正の結果ではないかと思えるのだが、どうだろうか。日本が北朝鮮と同じような社会になる日が非常に近づきつつあるように思える。