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(回答先: 議論にならないようですね 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 07 日 19:08:21)
最初のコメントは、「国軍」という政治性の高い語句に反応したもので、ご主旨と無関係であることは理解いたしました。なお、「意味不明」とされる部分は、「米国と一緒に海外で戦える軍隊」は現実的危険性が高く、「空母や長距離ミサイルなどを装備し攻守で本格的な軍事作戦が展開できる国軍」は、現状ではほとんど可能性がないという趣旨です。あっしら氏が異なるご意見とは申しておりませんので、「議論にならない」は同意します。
憲法第9条の「歯止め」としての(政治的)機能については、機会を作って別稿で説明させていただきます。現在においては、自衛隊違憲論はおそらく少数説ですが、それでもある部分には現実に歯止めとして機能しています。一方、「(憲法第9条が)全国民的な本質論議を避ける役割も果たしています」は、現象論としては同意しますが、これは憲法遵守をタテマエにする政府が、本質を回避することに起因します。粗雑な国益論に対しては、「国益」の実体を問う議論が有効と考えております。国益論が憲法を無視した議論であるという理由で、憲法改正の議論を求めるのは、本末転倒ではないですか。(「憲法改正」に現実性がないなら反語ですが..)