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(回答先: Re: さらにリアルな認識(裕仁の「聖断」など) 投稿者 通りすがりの一言 日時 2003 年 7 月 04 日 02:55:19)
誤解しないで。たこさんは新憲法の天皇問題旧憲法の天皇の問題を議論しています。で、私自身は非常にこの問題に強く関心を持ち皆さんのご投稿を読んでいます。たこさんの法律専門としての思考経路には強い関心を持っています。戦前の統治体制の実務状況は一体どうなっていたのか、非常に関心がありますので、議論をつづけていただけませんでしょうか?
たこさんは実務レベルでは昭和天皇が政策の方向性を打ち出し、政府閣僚がその方向で具体的な政策を作り、それを天皇に上奏して、形式的認証を与えていたとおっしゃっていると理解しています。つまり非公式レベルでは政策体系を天皇がブループリントとしてつくりその方向で政府官僚が憲法の規定に従って政治実務を展開していた。実質的に天皇は政治に関与していたのだから政治責任は免れない、そういうことだと理解します。一方Ddogさんは、形式的な判断をしていらっしゃるようです。憲法では天皇には実権がなかった、だから実際も政治責任は発生しない仕組みになっている。で、天皇が非公式で方向付けを行っていたことは事実として認めたくない、という立場でしょう。
もう少し実態を知りたいですし、また、戦前の政治メカニズムを性格に理解したいですから、皆さんたすけてください。