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(回答先: 「とても大事なことを書かれていると思う…」への賛同 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 7 月 01 日 03:03:26)
右脳と左脳の機能の違いは、いろいろ言われています。外傷などによる脳障害の問題として議論するなら有意です。しかし、性格あるいは知的能力の性差(仮にあっても)を右脳と左脳に結び付ける意味は考えられません。男性も女性も、ともに右脳と左脳の双方を有していることに差異はないからです。まさか、「論理的思考に劣る男性(あるいは女性)は左脳を鍛える医療を施すべし」あるいは「左脳に支配されているので、これを外科手術で除去すべし」という論でもなさそうです。
戦争を「父権制の悪質な実行」と言えるかですが、比喩的にはそのとおりでしょう。ブッシュの戦争は、裕仁の戦争とも異質な問題があるでしょうが、まさか、現代のネオコンが父権性を統治原理とした国家を構築しようとしているわけでもありません。「武勇」などの「父権制の幻想」を戦争に利用しているだけと考えております。受動的ですが、フセインも同じ方法で戦意高揚を図っていたはずです。一方、それゆえに、「幼児を抱いて微笑する女性」などが反戦運動(というより、あらゆる戦争に反対する理念的平和運動)のシンボルともなり得ます。
こんなことを申し上げているのは、私がジェンダーに対する感受性に少し欠けるだけかも知れませんが..