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(回答先: Re: 輸出価格の5%の還付を受ける 投稿者 13代目 日時 2003 年 6 月 19 日 14:22:56)
メーカーが500万円で販売 500万円+25万円で525万円受領
輸出業者は500万円の物を 税込み525万円支払い、購入
輸出業者は例えば、1割の利益を乗せて600万円で香港の輸入業者に指定された港着で商品を販売
輸出業者は指定された香港の港までの船賃45万円(例、横浜ー香港)と海上保険5万円を支払う。合計50万円。消費税無しで。
香港からL/C、又は日本円にて600万円の入金
この時点で輸出業者は帳簿上、50万円の利益だが、消費税を25万円立て替えているので、現金は25万円しか増えていない。
メーカーは預かっていた消費税を納入
輸出業者は立て替えていた消費税を三ヶ月に一度、税理士か公認会計士などに頼んで還付請求をする。
約一ヶ月後、25万円が還付される。
輸出業者はこの還付を三ヶ月毎か年に一度かを選ぶ事ができる。
これを薄利多売にて運営している会社は、粗利5%以下の場合(例えば1000万円の商品を30万円の利益で輸出した場合)消費税の立て替えの方が利益よりも多くなり、還付を受けるまで会社の金庫は、いくら輸出しても、輸出すればするほどお金が減っていくことになる。
おおまかですが、こんな感じで流れていると思います。
ですから、消費税が10%に上がれば、輸出業者は立て替え金が増えるために、苦しくなると思います。国内仕入れが月間1億円で年間12億円ならば、6000万円から1億2000万円に消費税の立て替え金が増えますので。
新規開業が輸出専門企業の場合、資金をたくさん持っていないと資金繰りに四苦八苦するために、減るのでは?と思えます。