現在地 HOME > 掲示板 > 議論11 > 356.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: あっしらさんとすみちゃんの議論はかみあっていないよ! 投稿者 あずさ2号 日時 2003 年 6 月 18 日 22:48:46)
あずさ2号さん、こんばんわ。
すみちゃんとやり取りしているのは既発国債の暴落問題であり、引き受け価格と額面価格の差や低利回りの問題ではありません。
>例えば、6月20日に発行される20年利付国債(62回債、表面利率0.8%)の
>平均落札価格は100円20銭だが、これをそのまま20年間保有し続ければ、確実
>に金融機関等は20銭の損になる。また、表面利率がこれよりも高いときに発行され
>た既発国債であれば100円20銭以上になっているはずだから、今マーケットでこ
>の国債を購入し、償還時まで保有するとすれば償還額100円との差額は確実に損に
>なる。
>これは大前提で、いまさら説明するまでもないと思う。
このような問題を持ち出されるのなら、受け取り利息を含めた利回りで損得を考えるべきです。
20年利付国債(62回債、表面利率0.8%)を額面より20銭高い100円20銭で購入しても、利回りが0.798%に下がるだけで損をするわけではありません。(受け取り元利は116円で、元本より15円80銭多く回収できます)
問題にしているのは、長期金利が1.6%に上昇して、より有利な運用を行うために保有国債を売却したときに50円(利回り1.6%)といった理論価格になり、売却圧力が強いために理論価格をさらに下回るような価格になる状況です。
100円を投じてそれまでに4円の利息を受け取った段階でそのような状況になったために50円で売却すれば、それまでに回収した金額は54円ですから、46円の損失になります。
すみちゃんとは、このような金融機関の大混乱を金融政策で現出させないで済むかどうかというやり取りを行なっています。
すみちゃんはどうかわかりませんが、やり取りはほぼ終結したと思っています。