現在地 HOME > 掲示板 > 議論11 > 134.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 通りすがりさんへの問い合わせ 投稿者 transmutation 日時 2003 年 6 月 01 日 17:23:14)
詳しい事は忘れましたが、常温核融合は起き得ない、というのは、もう確定的な「定説」のようですよ。自然界で働く最もベーシックな「力」は重力、弱い相互作用、強い相互作用、電磁相互作用の4つですが、核融合に関係するのは「強い相互作用」(核力)です。強烈な高温・高圧か、レーザーのような「強い慣性(力)」が働かなければ、原子核の融合は起きません。もちろん、放射性同位元素は、アルファ線やガンマー線を出しながら徐々に崩壊し、別の元素になりますが、この時のエネルギーは、核融合反応で期待されているエネルギーとは比較になりません。(崩壊時間が数十万年とか、数十億年とか、途方もなく長いためです)。従って、中世の錬金術のような、常温・常圧での「元素変換」(核融合)はありえない、と思います。フリーエネルギーとか、真空のエネルギーとか、「自然界の第5のエネルギー」とかいうのは、常温核融合とは別の話で、ビッグバン理論の「真空のトンネル効果」ゃ「相転移現象」をアナロジーしたものですが、宇宙の始まりの時に生じたと思われるエネルギーが、それから100億年以上も経った今、再現されるとは考えられません。パナウェーブなどのカルトはあらゆる話をゴッチヤにし、スカラー波などというこれまた全然、フェイズの異なる概念まで持ち込んで、新しい擬似理論体系を作ろうとしているわけです。