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(回答先: テロ対策、旅券に顔認識情報 本人確認用に導入へ asahi-net 投稿者 小耳 日時 2003 年 8 月 27 日 17:48:43)
英国政府、入国者にバイオメトリクス認証義務付けへ
http://www.zdnet.co.jp/news/0308/28/xert_biometrics.html
英政府はビザの申請者に指紋、顔認識などのバイオメトリクス認証を義務付ける方針。同国では既に、亡命・難民申請者をバイオメトリクスを使って監視している。(ロイター)
英政府は8月27日、英国ビザの申請者に対して今後、指紋、顔認識、あるいは最新技術を用いた虹彩スキャンなどのデータ提供を求めていく方針を明らかにした。不法入国を防止するための取り組みという。
また英政府は、偽造対策として、2005年からは同国のパスポートにも 同様のバイオメトリクスを採用する方針も明らかにした。
今年上半期の英国における亡命・難民希望者数の発表を翌日に控え、デイビッド・ブランケット内務大臣は27日、バイオメトリクスは不正な亡命・難民申請の取り締まりに役立つだろうと語った。
「まず第一に英国への不法入国を防ぐことが、でたらめな亡命・難民申請を減らすための取り組みの要となっている」と同氏。
同氏は「不法移民や亡命者・難民保護システム乱用の問題に取り組む上で、バイオメトリクスは大いに役立つはずだ。この技術を支持することで、われわれは英国への不法入国をさらに削減できる」と続けている。
英国では最近、亡命・難民希望者の増加が大きな問題となっている。
英政府は、亡命希望者や不法移民が自国に溢れつつあるという英国民の不安の解消に当たっているのだという。だが移民支援団体は、政府は人民主義的なメディアがあおる事実無根の不安に迎合しているだけだと指摘している。
進歩的頭脳集団を自称する英国公共政策研究所(IPPR)によれば、英国政府に保護を求めている亡命希望者や難民の半数以上は、紛争や人権侵害に悩まされている国の人たちだという。
また、世界の難民のほぼ4分の3は発展途上地域に存在し、英国のような先進国にはいないという。
英政府は、亡命・難民の申請件数を1年以内に半減させるという意欲的な目標を掲げているが、その公約を果たすべき期限は10月となっている。
「明日発表する数字は、この目標の達成に向けての取り組みが順調に進んでいることを示すものになるはずだ」とブランケット氏は声明で語っている。
英政府は現在スリランカで、英国ビザの申請者全員に、身元を証明するためのバイオメトリクス情報提供を義務付ける試験プログラムを実施しており、このプログラムを近く、ほかの国々にも拡張する計画だ。
また同政府は既にバイオメトリクスを使って、英国の亡命・難民申請者を監視している(2002年2月の記事参照)。すべての申請者は指紋を採取され、その記録は英国および欧州連合(EU)のデータベースで照合されている。
これまでに約15万人の亡命・難民申請者にハイテクIDカードが発行され、難民保護システムを介して、その行動の経過を追跡できるようになっている。