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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030715i501.htm
【ワシントン=笹沢教一】300万―400万年前のアフリカ東部に暮らし、現代人につながる初期の人類と考えられている「アファール猿人」は、すでに一夫一婦制だった可能性があることが、米ケント大などの研究で明らかになった。
オスが大きいゴリラのような一夫多妻制に特有な男女の体格差が小さかったことが、骨格の詳しい分析から分かった。繁殖形態や社会構造など人類の文化的行動の発達過程に見直しを迫る成果だという。14日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表される。
ゴリラのような一夫多妻制社会では、メスをめぐるオス同士の戦いに勝ち残るため、大きな体格や攻撃的な犬歯が必要だと考えられている。類人猿から人類に進化していく過程では、体格や犬歯のサイズの雌雄差が小さくなる傾向があり、これまで一夫一婦制を獲得したのは、約180万年前の原人に進化してからとの見方が有力視されていた。同猿人の男女差は、体格の差が明確なゴリラよりかなり小さく、チンパンジーよりやや大きいものの、ほぼ現代人に近いという結果が出た。
(2003/7/15/06:01 読売新聞 無断転載禁止)