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(回答先: 伊首相:「ナチスの強制収容所長役に最適」とまた失言 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 03 日 16:33:27)
ドイツのシュレーダー首相は3日、欧州連合(EU)議長国のイタリアのベルルスコーニ首相が欧州議会でドイツ人議員を「ナチの強制収容所の看守」と中傷したことについて、「不適切で全く受け入れがたい。正式な謝罪を期待する」と述べた。議長国首相の問題発言は、イラク戦争をめぐり、主要国の足並みの乱れが表面化したEUにとって、新たな頭痛の種となりそうだ。
ベルルスコーニ首相は2日、汚職疑惑で免責特権を得たことを厳しく批判した独社民党所属のシュルツ議員を「ナチの強制収容所を舞台にした映画を撮っている人間を知っているが、君はその看守役にぴったりだ」との言葉を浴びせた。
その後、首相は「皮肉のつもり」と騒ぎの沈静化を図ったが、シュルツ議員は「ムソリーニの過去を持つイタリアで、このような『皮肉』を言った政治家はいない」と反発。欧州議会でも問題視する声が広まっている。ベルルスコーニ首相は3日夕(日本時間4日未明)、シュレーダー首相と電話で話し、事態の収拾を図る予定だ。
ナチの残虐行為の謝罪と清算を戦後政治の基本としてきたドイツにとって、「ナチ」批判は最大限の侮辱。3日の独主要紙は1面で発言を報道し、「感情を抑制できないEU議長」「金とメディアだけでは民主的な政治家にはなれない」などと批判した。
イタリアでも、有力紙コリエレ・デラ・セラが「ベルルスコーニのデビュー、嵐を起こす」と報じ、半年間の議長国として「最悪の始まり」と厳しく非難するなど、EU内での権威失墜への懸念が強まっている。旧ファシスト党の流れをくむ連立与党・国民同盟の指導者で、首相の盟友とされるフィーニ副首相も「(独議員に)挑発されたとはいえ、道義的に首相発言には同意できない」とのコメントを発表。野党は首相の即時辞任を求めた。 (07/03 21:23)
http://www.asahi.com/international/update/0703/011.html