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(回答先: 産業資本主義の行き詰まりが「日常からの収奪」を志向させています 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 26 日 00:57:14)
あっしらさん、解説ありがとうございます。またもや、『ああ、やっぱり』 の感想です。
経読みの経知らず」さんもネタをいただきありがとうございます。
お礼代わりに以前、気になって『ホンマに、やつらはこんなことをたくらんでいるのか?』と残しておいた記事がありましたので、ご参照を。あっしらさんのことですから、もうすでにご存知の場合はご容赦ください。
大分昔になりますが、毎日新聞にナイジェリアの記者が寄稿した記事がありましたので紹介しときます。
[公社民営化は再植民地化だ]
キングズリー・クベインジュ(ナイジェリア通信記者)毎日新聞2001年12月22日「世界の目」より
『世界最大の黒人国家ナイジェリア(推定人口1億2390万人)は10月、100社以上の国有企業、公営機関の民営化に着手した国際通貨基金(IMF)と世界銀行が推進する『構造調整プログラム」の一環だ。つまり、融資の条件として、赤字体質の国営企業を外資系の手で建て直せということだ。
ナイジェリアでは1975年から95年までの間に現在の国内総生産(GDP)の倍以上に上る役1000億ドルを公社に注入した。しかし、政府が回収したのはわずか5億ドルだ。過去20年、政府はナイジェリア・テレコムに80億ドルを融資したが、電話は40万回線しかない。今年8月に携帯電話のシステムが導入されるまで、同国はアフリカでも電話保有率が極めて低かった。
政府は今回の民営化で数年以内に18部門を売却し、3億9000万ドルの収益を見込んでいる。売却されるのはテレコムに加え、石油6社、鉄鋼・アルミ6社、肥料2社、新聞2社、数銀行など、国民が親しんだ公社ばかりだ。外資系以外に大口の買い手はなく、国民は民営化を新自由主義と言う名の『売国』と受け止めている。「この国のエリートはビジネス仲間の外国人に国を売ろうとしている』と野党、ナイジェリアの良心党のアキントンデ氏(39)は嘆く。政府は貧困層にも新会社の株が買えるように1億ドル基金を用意したが、『まやかしに過ぎない』と経済学者、サム・アルコ氏(70)は言う。「IMFと世界銀行が進める構造調整はまさに再植民地化だ。国営企業を失った我々に何が残る。41年前の独立を我々は再び失おうとしているのだ」
南部アフリカのジンバブエは90年当時『構造調整の優等生』と言われたが、10年後の今も失業率は増え続け、それが一員となり昨年、白人農場の占拠が始まった。IMFに従順な西アフリカのガーナも公共料金が高騰し、生活が豊かになったのはごく小数のエリートだけだ。
本来なら汚職で何千億ドルもの資金を失った政府が自ら非採算部門を立て直すべきなのだ。だが、そんな才覚も根気もないから身売りする。「国家」に対する住民の不信は募る一方だ。』(藤原章生・訳)
こうなれば、機密費でワインを飲んでる場合じゃなくて、ベスト&ブライテストを自認する国家エリートで、超極秘の国家秘密結社を結成して、グローバリズムに従うふりをしながら、国民経済の建て直しをはかる、っていうのはどうなんやろ?まずは、アメリカの『スカル&ボーンズ』に対抗して、『菊と刀』(これはあかん)、『フジヤマ&ゲイシャ』やはり、勇ましく『カタナ&ハラキリ』なんてのは、どうでしょうか。こんな妄想でも抱かないと現実がすごすぎるので、やってられません。最後に乱れて島しました、すみません。