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(回答先: 韓国大統領、ブッシュ大統領と“コード合わせ” 投稿者 転載 日時 2003 年 5 月 14 日 22:11:48)
【ワシントン=菱沼隆雄】韓国の盧武鉉・大統領は14日、ブッシュ大統領との首脳会談のほか、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官らとの一連の会談で、在韓米軍の整理縮小問題など米韓安保体制について協議し、同盟関係を現実に即し見直していくことで合意した。
ただ、在韓米軍問題については、韓国の反米世論の高まりなども絡み撤退問題とも結びつく可能性があるだけに、今後の朝鮮半島情勢をさらに複雑化させる可能性もある。
在韓米軍については、共同声明で、ソウル中心部に位置する竜山・在韓米軍司令部の早期移転が明記された。南北軍事境界線に近い最前線に駐屯する米第2師団の移転は朝 鮮半島の安保状況などを慎重に考慮しながら推進するとし、移転時期は示されなかった。
米政府高官によると、今後は米国が進める世界規模での米軍再編の脈絡のなかで、「潜在的脅威に対抗するために、米韓両軍の再編を念頭に置くことになる」という。米軍は精鋭化したうえでの合理化を方針としており、ラムズフェルド国防長官が2月の公聴会で示唆したように、撤退問題が絡み大きな論争となる可能性もある。同高官は「問題は軍事的というより、政治的側面が強く、北朝鮮情勢だけではなく、韓国の経済情勢なども考慮して判断する必要がある」と話す。
これまでのところ、軍事境界線付近に展開している第2師団などを南方に下げる案なども検討されているが、それに代わる韓国軍のはり付けやコストなどの問題も指摘されており、難しい展開を予想する向きもある。また、在韓米軍の機能の再定義も問題となる可能性がある。現在は北朝鮮への脅威に対抗することを目的にした米軍駐留だが、潜在的脅威への対抗を米軍が考慮した場合は、「在日米軍のように地域的任務をもたせる可能性もありうる」(外交筋)からで、その場合は同様の機能をもつ在日米軍との機能調整なども必要となる可能性がある。
(2003/5/15/14:04 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030515id06.htm