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(回答先: 中東和平「ロードマップ」 思惑に相違、実効性懸念 [産経新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 03 日 00:04:35)
マグマグ配信「国連サン」「今日の一言」− 中東和平ロードマップ −へのお礼と私見と質問
以下を返信した。
木村愛二です。
これまでにも何度か、皆さんの訳業を拝借しました。ご苦労に感謝します。
ところで、以下に関して一言。
> ◆「今日の一言」 − 中東和平ロードマップ −
>
> この日(4/30)の中心的な話題は中東和平に関するロードマップの提示です。日本
> では一般紙でも大きく扱われていました。
> 「ロードマップ」の正式名称は「イスラエル−パレスチナ紛争に対する恒久的2国
> 間解決への履行状況準拠ロードマップ(A PERFORMANCE-BASED ROADMAP TO A PERMANENT
> TWO-STATE SOLUTION TO THE ISRAELI-PALESTINIAN CONFLICT)」(仮訳)といい、
> 7ページからなる文書です。
>
> 内容は大きく3つのフェーズに分けられています。
> ・現在〜2003年 5月
> テロと暴力を終結させ、パレスチナ人の生活を正常化し、パレスチナ人に
> よる統治機関を設立する。
> ・2003年 6月〜2003年12月
> 移行期間
> ・2004年〜2005年
> 恒久状態合意とイスラエル−パレスチナ紛争の終結
>
> 文書の正式名称にある "performance-based" というのは、ロードマップの各段
> 階の達成目標・終了日時・履行の達成の可否の判断基準が明らかになっている(with
> clear phases, timelines, target dates, and benchmarks aiming at progress)
> ために、その「パフォーマンス」をきちんと評価し、それに基づいてロードマップを
> 推進できることに由来するようです。確かに文書を読むと、誰がいつまでに何をする
> のかがかなり明確に書かれています。後はこれを実行するだけです。ただし、これが
> 最も難しいのでしょうけれども。
>
> 「ロードマップ」本文:http://www.un.org/news/dh/mideast/roadmap122002.pdf
私は、わが電網宝庫で「中東三部作」を無料公開しています。
それを前提にして、私見を述べます。
パレスチナ問題を「病気」として考えると、熱を下げるとか、痛みを押さえるとか、一時的な対症療法は、いくつかある得るとしても、病気の原因を究明しないことには、完治は不可能です。
現在のイスラエルを、私は、「偽イスラエル」と呼びます。歴史、領土、住民、建国の根拠の「ホロコーストの大嘘」、国連決議の「脅し取り」、その後の無茶苦茶な侵略、大量虐殺、アメリカを利用する「アラブの敵」の駆逐など、あらゆる意味で、人類史上空前の「詐欺」です。
この詐欺の継続がアメリカを乗っ取る911事件で、イラク攻撃は、その重要な段階だったのですから、今こそ、根本の究明なしには、事態はますます紛糾し、惨害は広がるでしょう。
御検討下さい。