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(回答先: 中東新和平案:年内にパレスチナ暫定国家 米など4者提示 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 01 日 13:47:31)
【エルサレム=当間敏雄】米国と国連、ロシア、欧州連合(EU)の4者が策定したパレスチナ新和平案「ロードマップ(行程表)」が4月30日、イスラエルのシャロン首相、パレスチナ自治政府のアッバス首相に手渡され、双方は和平案履行の具体的検討に入った。
イスラエルは既に、草案をもとにして十数項目の留保を米側に示しており、原案通りの即時履行を求めるパレスチナ側との対立も懸念される。
ロードマップは2000年秋からの武力衝突を終結させ、年内にパレスチナ暫定国家を樹立、2005年までにエルサレムの帰属や難民問題などを巡る交渉を経て国境線を最終画定し、パレスチナ国家を樹立するとの内容。当地報道によるとイスラエルは、難民帰還権の放棄などを第1段階から求めていく方針という。
イスラエルはユダヤ人国家としての人口特性の維持を最大の課題としており、パレスチナ国家の樹立を認める以上、パレスチナ側は難民帰還権を放棄すべきだとの立場。米国のパウエル国務長官が8日、当地を訪問し、ロードマップの始動を目指すが、イスラエルの修正要求にパレスチナ側が激しく抵抗、入り口でつまずく事態も想定される。
一方、イスラム原理主義組織ハマスの精神的指導者ヤシン師は30日、「ロードマップは、パレスチナの治安を犠牲にしてイスラエルの治安を保証するのが目的。パレスチナの大義を消し去るもので、我々は拒否する」と言明した。ハマスがロードマップ粉砕に向けてテロ攻勢をエスカレートさせる可能性も出てきた。
(2003/5/1/13:03 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030501i506.htm