現在地 HOME > 掲示板 > 戦争33 > 259.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: OPEC議長:アティーヤ氏に聞く 米の圧力、ないよう望む [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 28 日 15:49:00)
【ウィーン福本容子】石油輸出国機構(OPEC)のアティーヤ議長(カタール・エネルギー産業相)は、ウィーンのOPEC本部で、毎日新聞との単独インタビューに応じ、新体制発足後のイラクができるだけ早くOPECの生産枠体制に復帰すべきだとの考えを明らかにした。同議長は、イラクの原油増産で価格が急落することへの懸念を表明した。
イラクは、90年のクウェート侵攻以降、国連の経済制裁により、自由に原油を輸出できなかった。今後、発足するイラクの新体制やそれを支える米国は、制裁解除が実現すれば、原油の販売収入を復興に充てるため、OPECの生産枠外で自由に増産を図ることを狙うものと見られる。OPEC内で、イラクの扱いは、今後の大きな火種に発展しそうだ。
イラク国内などには、少なくともイラクの原油生産が湾岸戦争前の水準(日量350万バレル)に回復するまで生産枠対象から外すよう要望する声が強いことに対して、同議長は「全産油国が協調しなければ価格が暴落する。量だけ増やしても価格が大幅に下がればイラク復興の助けにもならない」と述べ、イラクの特別扱いに否定的見解を表明した。6月のカタール・ドーハでの次回総会で、イラクの生産実態を見ながら、イラクの扱いについての本格的議論を開始する考えを示した。
将来イラクがOPECの生産枠体制に復帰する場合も、イラクの生産比率決定は難航しそうだ。イラクが新たな自国割り当てに不満を持てば、OPECから離脱する可能性もある。
[毎日新聞4月27日] ( 2003-04-27-03:01 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20030427k0000m020135000c.html