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(回答先: イラク風雲急! 「反米」ムードが高まる 投稿者 転載 日時 2003 年 5 月 12 日 21:04:08)
民主憲法制定めざす
【バグダッド=加納洋人】イラクの反フセイン組織、イスラム教シーア派の「イラク・イスラム革命最高評議会」(SCIRI)の最高指導者、ムハンマド・ハキーム師が二十三年ぶりに帰国したことを受け、SCIRIのアデル・マフディ顧問が十一日、バグダッド市内で産経新聞と会見し、同組織はイスラム革命を目指さないとイラン革命型の体制変革を否定、民主主義と基本的人権の尊重を盛り込んだ新憲法制定を目指すと述べた。
マフディ顧問によると、ハキーム師は今後、南部のナシリヤなどを訪問後、シーア派の聖地ナジャフに拠点を置いて活動しバグダッド訪問の予定は当面ない。
一九八二年に結成されたSCIRIは、イスラム国家建設を志向してきたが、マフディ顧問は「組織は『イスラム革命』を名乗っているが、結成当時と現在では政治状況が変わっており、今は組織の名が組織の政治目標を正確に表していない」としてイラン革命型を否定。そのうえで、新イラク政府の樹立は、他の反フセイン組織と協調して活動を進め「自由・独立・正義」のスローガンのもとでイスラムの諸価値を尊重し、選挙を通じた代議制による民主主義体制の樹立を目指すべきだと述べた。
また、連邦制については理解を示し、今後は各地域が今までより自治権をさらに広げるべきだとしたものの具体的な内容については検討中だとした。一方で、中央集権化の政治システムには反対の姿勢を示した。
米国との今後の関係については、「米国はイラクの統一と主権を尊重すべきだ」と主張、お互いに尊重し、率直に発言できる関係を樹立していくことが大切だとして、米国に対する柔軟な姿勢も示した。
http://www.sankei.co.jp/news/030512/morning/12int002.htm