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イラク文化財略奪で、米文化財諮問委員長ら抗議の辞任
【ワシントン=佐々木良寿】フセイン政権崩壊後のバグダッドで国立博物館などが略奪された問題で、ブッシュ米大統領の諮問機関「文化財諮問委員会」のマルティン・サリバン委員長らが17日までに、米軍が略奪を阻止できなかったことに抗議して辞任していたことが明らかになった。
AP通信などが伝えたもので、辞任したのは、同委員長とゲリー・ビーカン委員、リチャード・ラニアー委員の3人。8年間委員長を務めたサリバン氏らは、米軍は事前に文化遺産が危険にさらされる可能性を警告されていたとしたうえで、「悲劇を阻止できなかったのは、我が国の怠慢が原因」とブッシュ政権を批判した。
国立博物館などの略奪問題では、メソポタミア文明の遺跡出土品など貴重な文化遺産が数多く持ち去られたり破壊されたりしており、国際的にも大きな波紋を呼んでいる。こうしたなかで、米連邦捜査局(FBI)のムラー長官は17日の記者会見で、捜査員をイラクに派遣、さらに国際刑事警察機構とも協力して、略奪文化財の行方追及に全力を上げていることを明らかにした。
(読売新聞)