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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(23日)過越の祭り最終日の休日
★(24日)自治政府閣僚人事で妥協が成立
★(25日)川口外相が日曜にパレスチナを訪問
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2003年4月23日(水) <過越の祭り最終日>
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*この日は、過越の祭りの最終日に当たるため、休日となり新聞は休刊。
*過越の祭りは、最初の夜に「セデル」と呼ばれる儀式的食事をしたあ
と、1週間の間、種無しパンを食べる。種無しパンとは、イースト菌
を入れずに焼いたパンで、クラッカーに近い食感。
*種無しパンは、古代イスラエル人が、エジプトを出る時に急いでいた
ため、発酵させる時間が無かったことに由来するが、後にパン種は罪
の象徴であると考えられるようになった。新約聖書の「コリント信徒
への手紙一」5章7節にもこの考え方がある。
*パン種の除去は、単にパンだけでなく食品や家全体にまで及び、パン
種の入っていないことが保証された「過越祭用歯磨き」や「過越祭用
口紅」などもある。
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2003年4月24日(木)
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*アラファト議長が閣僚人事に合意。内務相をアッバース新首相が兼任
し、ダーラン氏は治安担当相となる。1週間以内にパレスチナ議会の
承認を経て、正式に新内閣が発足する見込み。(P,H)
*アラファト議長がアッバース氏と合意した背景には、アラブ諸国やE
Uなどからの強い圧力。ラマラの議長府には連日、各国から電話があ
った。自治政府関係者は「これはクーデター」と語り、議長の独裁体
制が崩れたとの認識を示した。(P,H)
*先週行われた、パレスチナの世論調査では、アラファト議長の支持率
が35%ある一方、アッバース氏の支持率はわずか3%と低迷。「外
圧」により首相になったアッバース氏への民衆の支持は薄い。(P)
*ハマスとイスラム聖戦は、それぞれ「パレスチナの政府は聖戦士と戦
うべきではない」等とする声明を出し、テロ組織解体を目指すアッバ
ース新内閣を牽制した。(P,H)
*政府高官によると、シャロン首相はアッバース新内閣の発足後、アッ
バース新首相を招き、会談を行う方針。(P)
*国防軍はナブラスでイスラム聖戦のテロリストを逮捕。ジェニンでも
病院にいたイスラム聖戦のメンバー2名を逮捕した。うちひとりは自
爆テロを計画中だったもよう。(P,H)
*日曜に予定されていた財政改革案の国会での一次朗読が、ネタニヤフ
蔵相の判断で数日間延期に。労働組合などとの調整がつかず、ゼネス
トになる恐れがあるため。(P,H)
*和平の進展により、政権から右派政党が去り、労働党とリクードの連
立になるとの見方を、労働党幹部が表明した。(H)
*ネタニヤ近郊にあるアラブ人の町ティラで、爆弾を仕掛けようとして
いた人物を自警団が発見。爆弾は安全に処理された。(P,H)
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2003年4月25日(金)
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*テルアビブ近郊のクファルサバで昨日朝、自爆テロがあり、阻止しよ
うとした警備員1名が死亡、14名が重軽傷を負った。警備員の犠牲
により多数の人命が救われたもよう。ファタハ系列のアルアクサ殉教
団が、犯行声明を出した。(P,H)
*自治政府のアッバース氏は「イスラエルとパレスチナの民間人を犠牲
にする、いかなる攻撃にも反対する」との声明を出した。(P,H)
*政府は昨夜の会議で、クファルサバでの自爆テロに対して大規模な報
復攻撃を行わないことを決定。(H)
*ラマラ付近で国防軍が、投石する群集と衝突。国防軍の銃撃で2名の
パレスチナ人が死亡した。うち1名は17歳でファタハ関係者。(P,H)
*自治政府の新閣僚名簿を承認するパレスチナ議会は、来週火曜に開催
へ。その後、和平ロードマップが公表される。パレスチナは、イスラ
エルがロードマップを無条件で受け入れることを要求しているが、シ
ャロン政権はまだ態度を明確にしていない。(P)
*財政再建計画に人員整理が含まれていることに抗議し、教職員組合が
日曜からストライキを計画。財務省との交渉が続いている。(P,H)
*川口外相が日曜にパレスチナを訪問予定。シャロン首相は最近、アラ
ファト議長と会談した外国要人とは会談しない方針を固めており、外
相が議長と会談するかどうかに注目が集まっている。(外務省,P)
*ヘブロンで国防軍が数十戸の民家破壊を予定していることが判明。ユ
ダヤ人地区への攻撃拠点に使われていたため。(H)
*今週土曜に予定されている、イースターの聖火の祭典をめぐり、ギリ
シャ正教とアルメニア教会の交渉は打開の目処が立たず。両教会は昨
年の式典でも乱闘騒ぎを起こしている。(P,H)
*ガリラヤ湖の水位は海面下209.85mとなり、昨年秋からの上昇幅
は4.57mに。週末も雨が予想されており、あと少し上昇するものと
期待されている。(P,7)
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http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.a7.org/
T=イスラエル・トゥデイ http://www.zion-jpn.or.jp/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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