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(回答先: [asahi.com] ↑とリンク・タイトル・日時が同じなのに内容が全く異なっているので転載 投稿者 ひろ 日時 2003 年 4 月 12 日 21:57:01)
米、フセイン政権幹部ら保護とシリアに警告
米政府がシリアのフセイン政権への対応に対する批判を強めている。軍事用の暗視ゴーグルの輸出疑惑に続いて11日には、フセイン政権の幹部らを保護しているとしてブッシュ大統領、ラムズフェルド国防長官らが名指しで警告した。米国はシリアを「テロ支援国家」とみており、緊張が高まれば、イラクに続く「次の標的」として浮上する可能性もある。
ブッシュ大統領は11日、イラク戦争の負傷兵が入院しているメリーランド州の病院を訪れた際、「シリアは我々が全面的な協力を期待していることを知るべきだ。バース党のメンバーやサダム(フセイン大統領)の家族や将軍らに安全な避難場所を提供すべきではない」と述べ、イラク政府高官の亡命受け入れなどに応じないよう強く警告した。さらに、高官らがすでにシリアにいる場合、身柄の引き渡しなどを求める考えを示した。
シリア・イラク国境は現在、イラク側を米英軍が管理し、シリア側も封鎖されているが、米国はそれ以前に、シリアが亡命を受け入れた可能性があるとみている。
一方、ラムズフェルド国防長官はこの日の会見で「非協力的だ」とシリアを批判。暗視装置をイラクに輸出している▽自爆テロ志願者たちの対イラク入国窓口になっている▽フセイン政権幹部らの入国を認め、滞在や乗り継ぎを認めている−−などと批判した。
シリアに対しては、パウエル国務長官が10日に「異なった方向に動いている」と批判、ウォルフォウィッツ国防副長官も9日に「もしこのまま続けるなら、我が国の政策を考えなければならない」と述べた。
米国がシリアへの警戒を強めているのは、イラク同様、アラブ社会主義的なバース党の一党独裁体制であるうえ、レバノンなどからイスラム教シーア派武装組織ヒズボラなどの「自爆(殉教)」攻撃要員を送り込んだと見ているからだ。政権高官の受け入れは確認していないが、イラクのドゥーリ国連大使はダマスカスに向かうと明言しており、シリアに亡命するとの見方も出ている。
アサド大統領は、今回のイラク戦争に強く反対、「米英軍のイラク占領を終結させるべきだ」と主張している。ゴラン高原を占領するイスラエルとの間で「戦闘状態」にあるシリアは、イラクが「親米国家」になることを望んでおらず、「反米」の立場からフセイン政権側に何らかの便宜を図る可能性はある。ただ、父の故アサド大統領時代から、中東での盟主を目指してイラクと対立。息子のアサド大統領もフセイン大統領との個人的な親交はなく、フセイン政権高官の亡命を組織的に受け入れるのは不可解との見方もある。 (04/12 20:04)
http://www.asahi.com/international/update/0412/018.html