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(回答先: Re: 何よりも悲しい事 - 「ナディアの死」 [Daily Mirror/ZNET] 投稿者 F 日時 2003 年 4 月 10 日 01:45:25)
励ましのお言葉ありがとうございます。
いつもFさんの英文記事の紹介は参考になります・
この記事は内容がとてもリアルでかつ情緒的なので、
原文のニュァンスを崩さずに訳せたかどうか…?
至らない点はご容赦・ご教示願いたいと思います。
◇付記
何かがおかしい。
根本的におかしい。
日本のメディアが米国の勝利を大きく伝えている。
まるで勝てば正しかったことが証明されたような空気になっている。
手段を選ばなければ、勝つのは最初から分かりきった事だった。
この戦争に、勝ち負けにかかわらず、反対だった人間が多かったはずだ。
銅像が倒れ、一部の市民が手を振る映像を見ただけで、
米国や日本政府が正しかったのではないかと、揺らぐ者も多いらしい。
我々の価値基準はそんなにヤワなのか?そんなに薄っぺらなのか?
こんな茶番に簡単に騙されてしまうのか?
フセイン政権としての正式な降伏が無いままでは、勝利したことにならない。
今後も米国をはじめ世界中がこの戦争のつづきに脅えることになるだろう。
かつてのローマ帝国のような戦勝の歓喜の陰で疑心と恐怖が増幅されている。
栄光と名誉を高らかに叫ぶうちで、精神の荒廃と魂の墜落が起こっている。
独裁者からの自由と解放ではなく帝国への隷属と搾取の始まりである。
真の問題解決ではなく、より巨大な不条理に置き換えただけのことである。
今後、米国はイラクの単独支配と、残党の掃討・粛清を行なうだろう。
そして次の餌食となる周辺国への戦争準備を進めるだろう。
気高く誠実な魂が多く戦争で殺害され、魂の腐敗した連中が生き残る。
そして多くの政府や市民が、悪魔の欺瞞に誘惑され契約を結ぶ。
多少の犠牲はやむを得ないと、ペラペラと命について語る政治家たちは、
人間の原点である良心の欠如によって、究極的に政治判断を誤るだろう。
表面上の利益に囚われて、進行の遅い病が着実に根幹を蝕んでゆく。
我々は揺らぐことのない精神の支柱をどこに求めれば良いのか?