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首都バグダッドが陥落した9日、イラク政府の高官や職員の姿が政府庁舎などから完全に消えた。米軍が包囲した首都から外へ逃げ出すことは事実上不可能で、市民の間では「住民の報復を恐れ、自宅に逃げ帰ったのではないか」との憶測がもっぱらだ。
米英軍の戦果発表がある度に、激しい言葉で否定声明を出し続けたサハフ情報相は8日朝、記者団の前に姿を見せたきり消息を絶った。情報相は、米軍が首都の大半を制圧したという報道を最後まで頑強に否定し「米兵は皆殺しだ」と繰り返していた。
外国人記者団の受け入れ窓口である情報省プレスセンター局長は、8日、寝泊まりしていたパレスチナホテルの一室をチェックアウト。9日はついに職場であるホテルに姿を見せなかった。
市内でも、前日までわずかながら目撃された警察官や民兵らの姿が9日朝には完全に消えた。
首都では今のところ政府やバース党高官へのリンチなどの報復は起きていないが、今後は所在が分からないフセイン大統領らを含め、国民に君臨した「フセイン体制の協力者狩り」が始まる可能性がある。(共同)