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(回答先: 無政府状態のバグダッド 略奪相次ぎ市内は騒然 [毎日新聞]【「これは犯罪だ。不信心だ。これが自由なのか」と略奪に若者が...】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 09 日 22:33:58)
【アンマン福島良典】ロイター通信によると、米海兵隊は9日午前(日本時間同日午後)、イスラム教シーア派約200万人が暮らすバグダッド市北東部の「サダムシティー」に到着した。同通信特派員によると、数百人の住民が海兵隊の車列に対して花束を投げ、歓呼で迎えたという。
米CNNテレビはAP通信の映像として、フセイン大統領の肖像画をサンダルで叩き、足げにする住民の姿を放映した。街頭に集まった数百人の群衆は「サダム・フセイン(大統領)は神の敵だ」と連呼し、現体制を批判した。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ・テレビが伝えたバグダッド市内の映像によると、街頭に警官やイラク兵の姿はない。レバノンのLBCテレビも「サダムシティー」で政府庁舎などから椅子や机などを略奪する住民の姿を放映した。
同シティーではまた、フセイン大統領の長男ウダイ氏が会長を務めるイラク・オリンピック委員会の複数の関連施設も略奪に遭い、火を放たれたという。
市内の国連事務所にも住民が押し掛け、占拠したという。
また米CNNテレビによると、イラク情報省が最近、引っ越した市内の「パレスチナホテル」には9日、同省職員が姿を見せていない。同ホテル前ではこれまでサハフ情報相が連日、記者団に対して米英軍の攻撃を批判、イラク側の主張を説明していた。イラク国営テレビとラジオは8日以降、放送を停止したままだ。
国営イラン通信は7日、バグダッド市内でフセイン政権に反発を抱く市民とイラク政権政党・バース党員との間で銃撃戦が起き、市民側に60人以上の死者が出たと伝えていた。
サダムシティー
バグダッド北東部の人口密集地区で同市の人口500万の約半数が住む。低所得層のシーア派イスラム教徒が住民の大半を占める。シーア派住民は、スンニ派主流のフセイン政権への反発が強く、湾岸戦争(91年)直後には約10日間にわたる大規模な反政府運動が発生。イラク軍が徹底的に弾圧し多数の住民が殺害された。イラク戦争開戦時、フセイン政権はサダムシティーを最も警戒する地域にしていたとされる。
[毎日新聞4月9日] ( 2003-04-09-21:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030410k0000m030088000c.html