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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030409k0000e030033001c.html
記者宿泊先砲撃の真相究明を 米国防長官に書簡
【ワシントン斗ケ沢秀俊】イラクの首都バグダッドで、アラビア語衛星テレビ局「アルジャジーラ」の支局と多数の記者が宿泊する「パレスチナホテル」が米軍に爆撃された問題は、米国を含む各国のメディアや市民団体の強い関心を集めている。米市民団体「ジャーナリスト保護委員会」は8日、ラムズフェルド米国防長官に真相解明を求める書簡を送った。米国防総省幹部は同日の会見で、死亡したカメラマンへの哀悼の意を表す一方、「戦場は危険な場所だ」などと釈明した。
米軍戦車による同ホテル砲撃でカメラマン1人を失ったロイター通信は8日、「不要な死だ」とするリンネバンク編集長のコメントを含め、各国のメディアによる批判を集めた記事を配信した。同編集長は「米軍は外国人ジャーナリストのほとんどすべてがこのホテルを拠点にしていることを知っていた。(砲撃の)判断に疑問がある」と指摘している。
言論の自由の確保を目指すジャーナリスト保護委員会はラムズフェルド長官への書簡で、「アルジャジーラの施設は故意にミサイルの標的にされたとの疑問があり、人道に関する国際法に違反する可能性がある」と問題点を提起し、全容調査とその結果の公表を求めた。
一方、米中東軍のフランクス司令官は「ジャーナリストを狙ってはいない」と弁明。同軍は「敵の攻撃の発見に伴う自衛措置だった。イラクの政権が民間施設を軍事目的に使っていることの最新の事例だ」と、イラク側の責任を強調する声明を発表した。
米国防総省のクラーク報道官も会見で「自衛措置」と説明、「我々は戦争が危険な仕事であり、バクダッドが危険な場所だと(メディアに)言ってきた」と述べた。
[毎日新聞4月9日] ( 2003-04-09-12:29 )