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04/07 17:44 「次はシリア」との議論も 化学兵器見つからず標的
【ワシントン7日共同】米軍のバグダッド攻略が着々と進む一方
、ブッシュ大統領が開戦の大義名分に掲げた化学兵器など大量破壊
兵器の開発・保有を裏付ける証拠が依然見つかっていない。米軍が
焦燥感を募らす中、米メディアなどの間では「隣国のシリアに隠匿
したのではないか」との憶測が浮上、議会強硬派からも「次の標的
はシリア」との声も出ている。
八日で開戦から二十日目を迎える米英軍は、兵器捜索作戦を強化
、一九九一年まで大量破壊兵器が貯蔵されていたとされるバグダッ
ド近郊のサルマンパクに対する夜間の急襲を行うなど、証拠探しに
躍起となっている。
成果が上がらない中、ワシントンでささやかれ始めたのが隣国シ
リアへの隠匿疑惑。米中央情報局(CIA)筋によると、米国や一
部同盟国の情報機関の間では開戦前から、移動可能な生物・化学兵
器や製造施設がシリアに移送された可能性が指摘されていた。
上院軍事委員会のウォーナー委員長(共和党)は六日、「イラン
、北朝鮮、それから恐らくシリアも脅威だ。問題解決への外交努力
が失敗したら、米国は入らないかもしれないが『有志国による連合
』が軍事力を行使するだろう」と言明。国民の間にえん戦気分が広
がるのを恐れてか、米国の参加については慎重に言葉を選びながら
、対シリア攻撃という選択肢を明示した。
シリアはブッシュ大統領が名指しした「悪の枢軸」には含まれて
いないが、潜在敵国の一つ。シリアからイラクに暗視用ゴーグルな
どの軍事物資が運ばれたことが最近明らかになったことも、米政府
内の対シリア強硬論を刺激している。
(了)
[2003-04-07-17:44]
nifty共同通信ニュース速報