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【ワシントン=笹沢教一】米中央軍のフランクス司令官は13日、米CNNテレビとのインタビューで、空爆で死亡した可能性があるフセイン大統領と息子の遺体確認でDNA鑑定を行うため、照合用のフセイン父子のDNA試料を米政府がすでに確保したことを明らかにした。
DNA試料としては、毛髪や血液、葉巻の吸殻などに付着しただ液などが考えられるが、どのようなものを入手したかは明らかにしていない。
同日のNBCテレビに出演したラムズフェルド国防長官はDNA入手について否定はしなかったものの「直接は知らない」とした。
DNA鑑定では、本人のDNAによる比較だけでなく、近い肉親のDNAでも高い確率で確認できる。
13日のワシントン・ポスト紙(電子版)は、米政府当局者の話として、フセイン大統領の異父弟で逮捕されたワトバン・イブラヒム元内相からDNAの提供を受けて、母親から共通に受け継いだ遺伝因子を特定する方法を検討していることを明らかにしている。
細胞内の小器官「ミトコンドリア」は母親から由来するため、この中のDNAを比較すれば、同じ母親を持つ兄弟かどうかを判別できる。
一方で、DNA鑑定は比較できる遺伝子領域が限られるため、個人特定には「指紋や歯型ほどの確かさはない」とも言われている。
(2003/4/14/12:32 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030414it01.htm