現在地 HOME > 掲示板 > 戦争30 > 934.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 日本が分割方式打診 民生部門は国連中心 [kyodo.co.jp] (実現するかどうかは不透明だ、って) 投稿者 ひろ 日時 2003 年 4 月 06 日 20:39:36)
日本の関与は戦況次第 欧州諸国の賛同目指す
【ワシントン6日共同=太田昌克】戦後イラクの統治形態について、国連を中心とした別組織による民生部門の分割統治を米側に打診した日本政府は今後、国連重視の欧州諸国の賛同も得ながら、この青写真を実現させたい考えだ。
しかし米軍部はフセイン大統領が降伏しなくとも、イラクを一定程度制圧したら、一方的な「勝利宣言」に踏み切り、早々に事実上の軍事占領を開始するとみられる。そうなれば、客観的に戦闘が完全終結しない中で「新生イラク」の統治プロセスが始まることになり、日本が積極関与することは極めて難しくなる。軍事占領は国際法上「(憲法の禁じる)交戦権行使の一種」(外交筋)と解釈できるからだ。
日本はそうした事態を回避するために、開戦前から英国と共に終戦を国際社会が公式に認知する新たな国連安保理決議の採択へ向けた外交工作を進めてきた。
また米国の軍事占領となれば、日本外交の「唯一の手段」とも言える政府開発援助(ODA)の供与は、人道支援を行う国際機関への拠出に限定され、日本がもくろむ大型復興案件への参加は大きく出遅れる。こうした事情が分割統治方式が浮上した背景にあり、日本政府は国際協調主義を取る米国務省と連携していく方針だ。
ただ一気に首都が陥落する事態になれば、米軍部の発言力はますます大きくなる。軍事占領とそれに続く米英主導の暫定統治の流れが急速に強まるとみられ、米軍部の意向が日本の構想実現の障害となりそうだ。
(了) 04/06
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/news/0406-532.html