現在地 HOME > 掲示板
> 戦争３０ > 800.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 戦争３０ > 800.html
★阿修羅♪
|
|
(回答先: Re: イラク戦争：米軍の首都中心部進攻を否定 イラク情報相 ［毎日新聞］ 投稿者 りょう 日時 2003 年 4 月 05 日 21:18:27)
りょうさん、こんばんわ。
所謂“ネオコン”は、“赤いマント”を着ていないマルクス（トロツキー）主義者だと思っています。
逆に、同じように世界革命をめざしたマルクスは、“赤いマント”を着た“ネオコン”だと言えるのかもしれません。
（世界革命は、過程性はあっても論理的には同時に達成されるものですから、世界同時革命と世界革命は同じだと思っています）
トロツキーは、国際金融家がロシア正教国家ロシアを政治的に乗っ取るために送り込んだ革命家だと思っています。
（トロツキー派は、革命後「一国社会主義」のスターリン派に放逐され、それが直接の原因かどうかはともかく、ソ連は独ソ戦に引きずり込まれていきました）
英国という国家を政治的に乗っ取った国際金融家は、ユーラシア大陸に長く広く横わるロシアを、政治的に乗っ取るか、対抗勢力として骨抜きにしたいと考えていました。
日露戦争も、極東からインド・中央アジア・中東までという広い領域で対立するロシアを疲弊化させるために、英国が日本を利用した戦争だと思っています。
（これは、日本にロシア脅威論を吹き込むことで日露が対決するかたちに誘導しました）
国際金融家（＝近代世界の経済支配層）は、左右の政治的勢力をあたかも対立するものであるかのように操りながら、どちらに転んでもいいようにしています。
（マルクス主義左翼は、搾取する産業資本家への憎悪と対立を労働者に醸成していますが、根源的収奪者である国際金融家は脇に置いています）
“ネオコン”は、トロツキスト左翼が掲げる労働者を主体とした「世界革命」ではなく、ストレートに国際金融家の「世界革命」をめざす政治的グループだと考えています。
金融論理は見えにくいので、国際金融家の「世界革命」といっても、価値観や制度（システム）の普遍化という姿をとるので、その狙いがなんなのかなかなか見えません。
９・１１以降の世界史は、金融支配層による「世界革命」（世界支配構造の変更）が進行している過程にあると考えています。
“ネオコン”は、目的や理念のためのには手段を選ばない政治主義者ですから、自分たちの“正体”を隠し、グローバリズムや自由主義だけではなく、利用できるものは「愛国主義」や「反テロリズム」から「大イスラエル主義」や「宗教右派（キリスト教シオニスト）」まで手当たり次第に利用します。
“ネオコン”＝世界革命家が利用している最大でかつ最強の手段が、米国の権力機構です。
彼らは、米国や米国民がどうなるかについは、支持を得る手段としての口先とは違って、まったく関心がありません。
世界革命の推進力として米国権力機構を最大限に利用したいだけです。
“ネオコン”が推進している「世界革命」（第４次世界大戦と呼ぶ人もいるようですが）の過程で、米国は覇権を失っていくと予測しています。
ある国家の覇権を認めないのが世界革命派の“夢”や“理念型”のはずですから．．．
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。