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(回答先: イラク戦争:統制むずかしいクルド武装勢力 イラク北部ルポ [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 04 日 23:00:33)
【カゼル近郊(イラク北部)藤生竹志】「ボン」という発射音の後、背後で爆発が起き、煙が上がった。イラク兵がりゅう弾砲や迫撃砲を発射し、クルド人組織「クルド民主党」(KDP)の武装勢力と米特殊部隊の“連合軍”が反撃する。イラク北部のクルド人自治区に近接するカゼル近郊では、3日朝(日本時間同日午後)、イラク戦争開戦後、北部戦線としては初めての本格的な交戦があった。最前線の戦場を見た。
当初の計画では、クルド武装勢力の兵士らに同行し、イラク軍が撤退後に残した地雷の撤去作業を取材するつもりだった。だが、クルド武装勢力はこの日、地雷撤去を続けながらイラク軍の一大拠点・モスル方面に進撃を続けた。イラク軍が放棄した丘の上の前線基地にたどり着いた時、突然、イラク軍の攻撃が始まった。
「ばかやろう。めったやたらに撃つな。自軍が前に進めないだろう」。指揮官が制止しようとする。だが、約200人のクルド兵たちはトルコ国境に近いザホから前日、到着したばかりで、周囲の地理に不案内だった。頼みの米特殊部隊も20人程度しかいなかった。
味方に攻撃目標を明確に示す目的で、イラク軍が発射した先導弾が、私たち報道陣の約50メートルわきに着弾した。「シュル、シュル、シュル」。その直後にりゅう弾が飛んできた。「早く穴に入れ。危険だぞ」。誰かが叫んだ。
[毎日新聞4月4日] ( 2003-04-04-20:53 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030405k0000m030095000c.html