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【アンマン3日共同】イラク戦争開始から2週間となる中、イラクの首都バグダッドに残る外国人記者に対するイラク情報省の締め付けが一段と厳しくなっている。
情報省がさまざまな名目で請求する法外な「手数料」はエスカレートする一方で、限られた資金でやりくりしているフリーの記者からは「とても金が続かない」という悲鳴が上がり始めた。
3月末にバグダッド入りしたフリーの日本人記者は「そのうちフリージャーナリストが大量出国するのでは」と言う。
イラク当局の締め付けは、まずサハフ情報相らが行う記者会見の出席率のチェックから始まった。会見はおおむねイラク側の宣伝に終始し、長々と続くため、出席率は良くない。2日には「欠席が目に余る」とされた外国人記者5人が国外退去を申し渡されたという。
写真、映像取材の記者は、1日150ドルだった「取材滞在費」が350ドルに引き上げられた。5000ドル程度しか持っていなかったフリーの記者もおり、ホテルの宿泊代や月額3000ドルの衛星電話持ち込み料を加えると、資金面で限界状態という。
退去を命じられた記者の中には、情報省の目を逃れるために小さなホテルに移り、こっそり滞在を続けている人も。だが、当然まともな取材活動はできなくなる。
あるフリーのカメラマンは「情報省の指示に従っていても、誤爆跡地のツアーか記者会見しか取材できない。空爆の模様も出尽くした感があり、そろそろ引き上げ時か」と話している。
ZAKZAK 2003/04/03
http://www.zakzak.co.jp/index3.html