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(回答先: この事件が民主主義に反してるとは思えない。 投稿者 ブー 日時 2003 年 4 月 04 日 09:51:18)
あなたは「自由」や「民主主義」を全く理解していない人であると判断せざるを得ませんね。民主主義を掲げながら、全然民主的でない「某民主主義人民共和国」並の羊頭狗肉の人なのでしょう。
>「反対」のポスターだけを剥がすように学校が命令したようにとられてますが、「反対」「賛成」両方のポスターが対象になっているようです。
少なくとも、米国の現在のメディアは「賛成一色」になっていることを忘れてはいけません。「賛成一色」の状況では、少なくとも「両論併記」の状態であれ「反対論」が表に出ることが都合が悪い、ということ以外この事件を説明することはできません(あなたの論法を敷衍すれば、「賛成論」一色のメディアを見聞きすることも、賛成論を唱える市中のポスター類を見ることも学校側が生徒や教師に命じなければ筋が通りません)。
>「意見が分かれる問題の掲示に関する学校区の方針に関連して」この方針がどの様な経緯で出来たのかは判りませんが、学校内でのトラブルを避けるためには必要でしょう。
意見が対立することを「トラブル」と捉えるなら、そもそも民主政は機能しません。議会の存在は、対立する意見をぶつけ合いつつ妥協を図って国政の方針を定めるところに根幹があるわけであり、対立や議論があることを前提としています。意見が分かれることを「トラブル」と捉える発送は、「国家指導者への賛美という転に関しては意見を統一する」という某独裁国家とどこが変わるというのでしょうか?
>「戦争反対」と言いながら暴動を起こす人もいますから。
逆に「戦争賛成」を叫ぶ人々による反戦デモへの暴行なら、’60〜70年代のベトナム反戦運動の頃にも多数の報告や記録がありますが、何か?
>学校の方針に従わないのなら停職もやもえないでしょう。
そもそも「意見対立」や「議論」を認めないような「学校の方針」は、少なくとも言論の自由や民主主義を掲げる国では、原則的に「あってはならないこと」です。その論法なら、
金正日への忠誠を誓うことを拒んだがゆえに処分される北朝鮮の教員や、フセインへの忠誠違反で処分されるイラクの教員がいた場合、北朝鮮やイラクを「非民主的」と非難することができなくなることを意味します。
一人一人の個人(民)の間の対立する意見や異論を排除せず、それらを包含した上で、話し合いによる妥協を図るシステムこそが「民主主義」であり、異論や反論を暴力や権力で抑えることこそ「反民主的」なのです。繰り返しますが、民主主義の前提は、異論や反論を「排除しない」で話し合いで解決することです。