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(回答先: トロツキスト=ネオコン=ブッシュ主義者を掃討するにはスターリニスト・イラク共産党がいちばん!!(^О^) 投稿者 がんしゃ 日時 2003 年 4 月 07 日 16:31:18)
イラク共産党シリア支部長の「今は米国とも協力するが、フセイン打倒後に米国と袂(たもと)を分かち、新たなイラクを築く合意が一部反体制派の間でできている」という妄想は救いがないものだ。
米国がアフガニスタンで北部同盟を利用しイラクでクルド人親米勢力を利用しているように、強い勢力は、弱い勢力を騙しながら自分の都合で利用することができる。
しかし、弱い勢力が、自分の無力さを補うために強い勢力にすがっても、利用されるだけである。
米英がどのような謀略と手法を使って、数百年にわたる虐殺と収奪を欲しいままにしてきたのか顧みればわかることである。
北部同盟・クルド人一部勢力・イラク共産党などは、「貧すれば鈍する」の典型である。
米英がイラク支配を実現すれば、米英の飼い犬軍事機構と「反米英テロリスト」という構図のイラク人同士の殺し合いに移行することになる。
フセイン政権の中核軍事部隊が、米英の飼い犬になって、米英支配に抵抗する諸勢力を狩るようになる。
米英支配層をなめていると、イラクだけではなく中東全体がとんでもない状況に引きずり込まれていくことになる。
ムスリム同士が米英(世界支配層)のために殺し合うというとんでもない“喜劇”が演じられることになる。
フセイン政権を倒すためにも、フセイン政権をサポートし、フセイン政権の軍事機構を米英への戦いに全面的に振り向けさせることが得策なのである。
米英支配の後から反米英闘争を行なって米英を駆逐することも可能だが、それよりも、現段階で米英侵略軍の撃退に総力を上げるほうがずっと少ない犠牲でイラクを変えることができるのだ。
現状のイラクを傍観している勢力が将来のイラクで主導権を取れると考えているとしたら、政治的なアホそのものである。
※ 参照書き込み
『抵抗を止めて米英の軍門に下ればイラクは内戦になる』
( http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/733.html )