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★北朝鮮が動き出す?★
世界の耳目がイラクに集まっているときに、北朝鮮がどうやら弾道ミサイルの発射実験をしそうだという情報が流れて、周辺諸国が神経を尖らせている。地対艦ミサイルと違って弾道ミサイルの発射実験は、小泉首相が訪朝したときの平壌宣言に明らかに違反する。そしてミサイルに搭載できる核弾頭を保有しているかもしれないとされるのだから、日本にとっては重大な脅威だ。
太陽政策を継承する韓国は、北朝鮮に明確なメッセージを送っている。フセイン政権の大量破壊兵器を破棄するとしてイラクを攻撃するアメリカを支持したのだ。北朝鮮が核開発を続けるのなら、韓国はアメリカと連携して北朝鮮に圧力をかける、という意図を示した。日本もアメリカを支持しているのだから、同じように北朝鮮問題を座視することはないというメッセージを送ったわけだ。
日本にとっての問題はここから始まる。北朝鮮の核武装を阻止する方法は、もちろん軍事的な圧力だけではない。まず外交交渉をしなければならないし、核兵器開発を断念させるためのアメ(経済援助)とムチ(経済制裁)も必要だ。そして日本は、アメとムチの両方でかなりの影響力を行使できる力がある。
ただ拉致問題でも明らかなように、北朝鮮相手の交渉は大変だ。今回のように突然いわゆる「瀬戸際外交」を展開して、相手国を自分のペースに引きずり込もうとする。これにどう対処するのか、ということを日本は考えておかなければならない。たとえば在日朝鮮人団体などを通じて日本から巨額の資金が北朝鮮に流れている。この資金を止めれば、ムチというより棍棒に近いかもしれないが、北朝鮮は強く反発するだろう。その反発にどう対応するかということである。
わかりやすく言えば、「平和的」に解決することができそうにない場合、日本はどういうテコをもって北朝鮮に核武装を思い止まらせることができるか、という問題である。こう書くと、「好戦的」という批判を浴びそうだが、私は決してイラク戦争のような軍事的対決を望んでいるわけではない。ただ外交の最終手段としての軍事力を保有していない日本だけに、目の前にある危機にどう対処するかという問題から目を背けるわけにはいかないと思っているのだ。
ニューズウィーク日本版の最新号でコラムニストのピーター・タスカが書いているように、アメリカを抜きにしてこの問題を解決しようとすれば、日本は防衛予算を大幅に増やし、かつ北朝鮮だけでなく、韓国や中国、その他のアジア諸国との緊張関係を覚悟しなければならなくなる。アジア諸国と日本の経済的な結びつきを考えれば、日本独自の安全保障政策は非現実的であるとも言える。
そうすると、日本は相変わらずアメリカの核の傘の中で、北朝鮮と対峙する役割をアメリカに任せながら「後方支援」ということになるのだろうか。北朝鮮問題が日本とアメリカの共通の問題であればそれも可能かもしれない。しかし、アメリカにとってロシアが脅威ではなく、また中国も脅威でなくなれば、いつまで日本が「戦略的パートナー」でいられるか分らないのも事実。北朝鮮問題は、日本の安全保障にとって重大な危機というだけではなく、重大な岐路にもな
りうる。そして残念ながら、国連はあまり当てにならない。われわれ日本人が、そういった現実を直視しなければならない日は近づきつつある。(藤田)
以上【Newsweek Japan Online】
恒例ですから、どうぞご批判ください。私が、阿修羅世論に逆らい、日米同盟関係を重視の現実路線を主張するのは、朝鮮問題も存在だ。日本は核武装や、通常弾頭にしてもトマホークや、IRBMも保有せず、侵攻能力ゼロ。ましてやTMDのイージス艦配備は早くて来年度では、米国抜きでは、誰が日本を独裁国家から防衛するのだろうか?悲しいかな現実は、イラク戦争上で、25日現在旗色の悪い米国軍の盾がなければ、金正日に、何をされるか分からない。ましてや米軍を敵に回せばどんな理不尽な攻撃を受けかねない。北朝鮮には、人道的政策、人間の盾は通用しない。同盟国韓国ですら日米安保がなければ、対馬も領有しかねない国だ。韓国、中国は平気で歴史を捏造する国である。もっとも、同盟国米国は兵器で歴史を策謀する国である。ついでに日本は呑気で歴史に学ばない国である。Ddog